2020東北遠征№3 月山

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投稿者
あやや(おとな女子登山部)
日程
2020年08月08日 (土)~2020年08月08日 (土)
メンバー
その他1名
天候
どしゃ降り
コースタイム
月山リゾートイン(10)リフト下駅(乗車時間15分)リフト上駅(30)牛首下分岐(30)牛首(60)月山(1979.8m)牛首(70)金姥(20)姥ヶ岳(20)リフト上駅((乗車時間15分)リフト下駅(7)月山リゾートイン
コース状況
・整備されており迷いやすい個所はありません。
・ロー~ミッドカットで歩きやすいです。
・月山神社開山期間7/1~8/31 ※参拝はマスク着用必須となっておりますのでご注意下さい。
・夏山リフト 往復1,100円/片道600円
«お手洗い情報»
・リフト下駅、リフト上駅(未確認)
・月山頂上小屋のお手洗いは使用不可
難易度
Google Map
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感想コメント

東北遠征の最後は月山。今回の山旅で一番楽しみにしていました。
山形県の中央に位置する月山は出羽三山(月山、羽黒山、湯殿山)の主峰で、鳥海山と共に東北を代表する山です。

今日は1日中雨予報。山頂は風速を加味すると5℃前後の予報。念のため薄手のダウンJKTも準備します。撥水性アンダーを着用し雨対策は万全に。
夏の月山は日差しが少なく、とにかく暑い!!という前情報から経口補水液、携帯用ファンや冷えピタなど様々な冷感グッズを持参していましたが、昨日に引き続き全く出番がありませんでした。。

月山8合目にある月山リゾートインで前泊をしたので朝はリフトが動き出す8時から行動を開始しました。リフトは約15分と乗車時間が長いので、乗り込んだ後にツェルトを身体に被せた所とても快適でした。

リフト上駅すぐの休憩所で再度装備を整えていざ姥沢(志津)ルートを出発。
牛首までは稜線を辿るコースとその下を歩くコースがあるのですが、増水すると危険なので先に下のルートを歩くことにしました。
この時はまだ小雨で風もなく、わずかに残った雪渓や、それによって育まれたニッコウキスゲを代表する高山植物を楽しむことができました。
歩き始めてすぐに「また来たいな」と思わせる景色がそこにありました。
晴れていたらきっとなかなか進まなかっただろうと想像します。

牛首で姥ヶ岳(うばがたけ)からのルートと合流します。
修験の山を実体験したのはこの場所からです。
山頂までの約1時間、標高を上げるにつれ強まる風と闘いながら歩きます。
足場は割としっかりしており、蛇紋岩のような滑りにくい岩ではなかったので着実にフラットフッティングすれば安心して足を運ぶことが出来ます。

山頂の月山神社本宮敷地内は写真等は一切撮れないので詳細は割愛しますが、参拝は有料(500円)で、お祓いと祝詞を読み上げてもらい、人の形をした紙に息を吹きかけ邪気祓いをした後に本殿を参拝しました。(以前はお神酒もあったようですが現在はありませんでした。)
参拝後は神札授与所にて登頂バッジやお守り、御朱印が購入出来ます。
楽しみに御朱印帳を持参しましたが、しばらくは書き置き紙のみの対応という事でした。でも見開きタイプでとても珍しく、ここでしか貰えないので嬉しかったです。(登拝認定証は無料で頂けます。)

とりあえず目的を達成したことで一安心しましたが、昨日以上の悪天候で既にびしょ濡れになった装備を整えようにも頂上小屋のお手洗いは使用禁止、月山頂上小屋の使用もコロナ禍により物資輸送が滞り開設が遅れていた(8/10頃開設の見込み)ため、全くゆっくり出来ませんでした。
せめて山専ボトルの温かいお茶でも飲みたかったのですが、わずかな茂みで急いで防寒着を羽織り、取りあえず標高を下げる事にします。登りの時は背中から突き上げるような風を今度は正面から受け、浮遊しそうになる間隔でした。

標高を下げると風は少し弱まったものの、比例するように雨が強くなりとにかくリフトまで一気に下山しようと姥ヶ岳経由で下山しました。

久し振りに濡れに濡れた山行でしたが、雨対策を万全にしていた為、思ったよりは濡れずに済みました。
侮ってはいけませんでしたが、まだ気温が高かったので手が動かなくなるほどではなかったものの、秋なら確実に冷え切っていたと思います。
標高は2,000mなくても緯度が高い山は十分な注意が必要だと改めて実感しました。
やはり雨の登山は勉強になります。
下山後は前泊した宿のご主人が着替えスペースを用意して下さったのでとても助かりました。

翌日は仙台観光をして帰路に着きましたが、帰ってすぐにまた行きたくなるほど魅力のある東北、大好きです。
ゆったりした懐に抱かれた3日間は、まさに都会の喧騒を離れ日常を忘れさせてくれました。また来年も遠征したいと思います。

■本日の服装
上:ファイントラッククール・ブラタンクトップ+ウール長袖(150ウェイト)+レインJKT、下山時はソフトシェルをプラス
下:春夏用パンツ+レインンパンツ
小物:レインキャップ(個人的に必須です)

■気温
リフト下駅19℃(8:10)

フォトギャラリー

ニッコウキスゲと月山への稜線

月山ペアリフト

所要時間15分と結構長いです

登山開始の鐘(ゴング)を慣らす

石畳で登りやすい

増水するかもしれないので先に姥沢(下)コースにしました

終日雨の登山は久し振りです

まだ雪渓が確認出来ます

こんな天気でも登る元気なお母さん達

お花たくさん

ここからは写真撮影禁止

月山頂上小屋がまさかの閉鎖(8/9まで予定)

かなり雨風ともに厳しい

この山々を見たかった・・・

チングルマも揺さぶられてうまく撮れません

帰りは姥ヶ岳も一応登頂しておきます

雪渓の横の風は特に冷たい

行き帰りのリフトはツェルトにくるまりました

オカエリアナタの文字

御朱印無事ゲットしました

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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