王道の祓川コースでゆく!日本百名山・苗場山(新潟県/2,145m)

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投稿者
ニコ(おとな女子登山部)
池袋西口店 店舗詳細をみる
日程
2020年09月06日 (日)~2020年09月06日 (日)
メンバー
友人2名
天候
☀/☁/☂/☀
コースタイム
駐車場(30)和田小屋(60)下ノ芝(40)中ノ芝(20)上ノ芝(30)神楽ヶ峰(60)苗場山山頂(60)神楽ヶ峰(20)上ノ芝(15)中ノ芝(20)下ノ芝(60)和田小屋(15)駐車場
コース状況
満車とまではいきませんが、かぐらスキー場町営駐車場には登山者の車が予想よりも多かったです。
駐車場には立派な水洗トイレがあります。

駐車場から先は、和田小屋に宿泊する人のみ通行できるため小屋が休業中の今シーズンはおのずと駐車場から先いやらしい傾斜の舗装路を歩くことに。
舗装路を歩き、身体があたたまったところで和田小屋に到着。

和田小屋の目の前には、登山口を中央に構えたスキー場が広がります。
登山ポストもありますので、必ず届け出を提出してください。

スキー場から歩きはじめるとすぐ、スキー場に沿って樹林帯に入ります。
足元はよく整備されていますが、ステップの大きな岩、木の根っこ、木段など、雨で濡れていたら転倒しそうな要素がたくさんありますので、グリップのよく効く登山靴をおすすめします。

序盤のタフな登りを終えると、スキー場の一角を横切ってまたさらに一登り。
スキー場を横切ったあたりからは、晴れていても水たまりが目立つ大きな岩の道を登っていきます。
ところどころ、木道が敷かれていますが万が一のことも考えると防水の登山靴がマスト。
ここも、とにかく転倒に気をつけてください。

突然視界が開けて、テラスのようなスペースがでてきたら中ノ芝です。
天気がよければ景色がよく、この中ノ芝で長めの休憩をとるのもいいと思います。

中ノ芝から上は、比較的歩きやすいいわゆる稜線のようなところを神楽ヶ峰まで快適に歩きますが、
途中「股すり岩」という大きな岩を通過します。ここは気を抜くと、股をするだけでは済まないので慎重に・・・。

神楽ヶ峰の標識が現れると、その先はまさかの下り。
晴れていたら、目の前に苗場山が見えるのに・・・V字に下って登り返します。
この当たりが、このコースの正念場です。

このV字にやられているさなか、ふと横をみるとチョロチョロと水が滴る「雷清水」。
登山道も細いので、すれ違う人を交わしながら、ペースを乱さず進んでください。

山頂手前はけっこう急な登りで締めくくります。
あと少し!と思いながら、なかなか現れない山頂にヤキモキしますが、必死に耐えながら登るとあら不思議!

苗場山特有の湿原や池塘群に心が奪われます。
湿原には木道がしっかりと敷かれ、まるで空中を散歩しているかのよう。
疲れを忘れて、歩いていると山頂の山小屋と山頂標があります。


総合的にみると山頂エリアはかなりスペースがありますので、のんびりランチ休憩をしましょう!
2020年9月6日現在、山小屋は宿泊者以外立入りができず物販も外の自動販売機のみでした。有料ですが小屋のトイレは利用できます。(たしか100円)

雨の日や風が強い日も必然的に外での休憩を余儀なくされますので雨風と寒さへの対策は万全に。
あと・・・ネガティブに聞こえるかもしれませんが、帰りの分の体力を忘れずに・・・笑

特に下山では、アップダウンに疲れた足がプルプルして転倒のリスクが高まります。
ストックは使わなくても、必携アイテムです。
難易度
Google Map
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感想コメント

世の中の様々な状況を考慮し、山登りはじつに6ヶ月ぶり!!
再開して一発目がまさかの苗場山になるとは、なんともドMでありドSであります。

今回は気心知れた、登山仲間とだったので終始軽快に歩くことが出来ました。
「一緒に登る仲間」って本当に大切ですね。登るペースだったりスタイルだったり、すべてが相性なんだと実感しました。

そんなこんなで、登ってきました何度目かの苗場山。
登山客は想像していた以上に多く、相変わらず人気の山なんだという実感です。
今回はプロカメラマンが同行していたので、撮影のため何度も足を止めてゆっくりなコースタイム。

予報に反して、突然の強風と雨にも見舞われましたが、気温が高かったのでレインウェアは使用しませんでした。汗で濡れたウェアが休憩中にヒヤヒヤしたので、ウィンドブレーカーはおすすめです。

登りの中盤からずっとガスガスでしたが、下山の中盤でまさかの青空!
私たちのテンションもマックスに!山登りを最高にする要素は、「天気・人・道具」に違いありませんね。


上でも書きましたが、滑りやすいところが多いので転倒にはとにかく気をつけてください!


★ 今回使用したおすすめアイテム ★

・fine track ドライレイヤーBASIC ブラタンク
・LEKI トレッキングポール
・プリムス 153バーナー
・アミノバイタルプロ

★ あったらよかったアイテム ★


・ツェルト
・サーモス山専ボトル(お湯入れて)

フォトギャラリー

山頂はガスってまーす!

駐車場はこんなに晴れていたよね・・・

歩きはじめのイヤ~な舗装路歩き

こちらが登山口です!

ほぼ登山口で、こんな珍しい虹をみました!

こんな登山道がしばらく続きます・・・やれ

湿っていたほうがキレイに撮れますよね

紅葉はまだまだですが、お花が赤く色づいていました

快適な道もあります

途中から霧雨が・・・カメラマンはポンチョ着用にて

山頂付近の湿原も真っ白け

顔出しNG、とのこと笑

下山も慎重に・・・ストックをしまうシチュエーションも(担いでますが・・・笑)

こういう山では、ストックがあったほうが絶対に楽です

中ノ芝で突然の快晴

晴れたらたちまち暑くなる

往路はこんな感じでシトシト寒そうだった中ノ芝

下ノ芝でお花を愛でるメンバー

野に咲く~花のよ~お~にぃ~って9割の人が歌うと思います

ようやく和田小屋!ゴールです!!

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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