大人の休日　美ヶ原スノーシューと干支の山・牛伏山

美ヶ原は日本一広い高原台地を誇る高原で、日本百名山のひとつ。
山としては最高峰の王ヶ頭（おうがとう・2034m)をはじめ、王ヶ鼻、茶臼山、牛伏山、鹿伏山、武石峰があります。真っ平らの冬の美ヶ原は格好のスノーシューエリアになり北アルプス・南アルプス・中央アルプス・八ヶ岳・浅間山などの展望は最高のロケーションですので一度は来たいと思っていました。昨年、一昨年とまれに見る雪不足でいい状態ではなかったと思いますが、今年は良さそうです。
王ヶ頭には電波塔や年中営業の王ヶ頭ホテルがあり、宿泊すれば冬季でも公共交通機関で行けますが、日帰りの場合は県道178号で長和町和田側から長和町営駐車場までチェーン装着で登るか、三城牧場から登ってくる2つの方法があります。今回は山本小屋までマイカーでなんとかあげることができましたので夏と同じアプローチになりました。
今日の目的としては王ヶ頭と牛伏山になりますが、まずは王ヶ頭へ。
山本小屋～王ヶ頭までは雪上車が走ることもあり、雪の林道のような道がありますが、遠回りです。ここはスノーシューなので美しの塔からは適当に最短距離で進んでいきます。ある程度締まった雪なので、あまり沈まず快適です。一旦、窪みのような所を下がって、登り返しとなりますが、全くしんどいこともなくまさに快適なスノーシュー歩行。登りきると王ヶ頭ホテルは目前で再びブルドーザー道へのりひと登りです。高台にある王ヶ頭ホテルからは美ヶ原の台地、遠くに浅間山や富士山が見渡せますが、なんと雄大なことか。それにこの位置にあるこの王ヶ頭ホテルはすばらしいと実感できます。次はぜひ泊まってみたいと思います。
王ヶ頭まではすぐそこですが、今度は北アルプスの絶景が広がっていました。
昨日の車山と違い、今日ばほとんど風がなく、腰の調子もよく、最高の状態で昨日もこれだったらとふと思いました。
王ヶ頭から折り返しで今度は牛伏山へ向います。見えていますが、距離はそれなりありますが、また最短距離で縦断し一気に美しの塔へ進み、ブルドーザー道と並行に左上しながら牛伏山へ登ります。ここまで道を無視して歩いてきましたが、ここからは夏道と思われる箇所を進んでいきます。夏のロープがありますのですぐにわかります。牛伏山は牛伏山園地という展望台のような箇所が山頂ですが、山というより丘でした。今年の干支の山で最もすぐに行ける山だと思います。展望はもうあちこちで同じような風景を見ているのであまり新鮮さはありませんが、王ヶ頭が遠く感じました。
今日はスノーシューだけを目的にした山行でしたのですごくのんびりできた一日でした。