富士見高原から編笠山・権現岳(八ヶ岳)
- 投稿者
-
日下部 友哉
さいか屋横須賀店
- 日程
- 2021年12月23日 (木)~2021年12月23日 (木)
- メンバー
- 横浜西口店 小田、日下部
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 富士見高原(220)編笠山(25)青年小屋-東ギボシ-(135)権現岳(80)青年小屋(60)西岳(100)富士見高原
・行動時間:10時間20分+休憩
・累積標高:+1731m、-1738m
・歩行距離:約14.4km
- コース状況
- ・標高1800m超えてから雪あり。
・編笠山~青年小屋間の岩場はまだ雪で埋まりきっていない。
・西ギボシのトラバースこの時はまだ鎖が少し出ていて手がかりとして使えました。
■気温
5:00 駐車場 -5℃
9:20 編笠山 -10℃ 強風あり
12:30 権現岳 -5℃
- 難易度
-
感想コメント
車が壊れたり(笑)、休日の天気がイマイチだったりとなかなか遠出出来ずにいましたが…ようやく車が直ったので八ヶ岳に行ってきました!
富士見高原スキー場から編笠山〜権現岳〜西岳の周回ルート。行動時間は10時間超えで(夏道でも約11時間) 、この時期は日の出は遅いし、日の入りは早いので5:30頃真っ暗な中ヘッデン点けてスタート。始めは少し林道を歩き、緩やかな上りの登山道へ。7時前徐々に空が明るくなってきました。標高1800mを過ぎた辺りで雪が出てきました。標高を上げていくと時折冷たい風で冷えます。2200m辺りのところで12本爪アイゼン装着。段々と岩がゴロゴロしてきて樹林帯を抜けると雪の南アルプス、中央アルプスが目に飛び込んできます。編笠山にようやく到着。権現岳、赤岳、阿弥陀岳など雪を纏った南八ヶ岳の山々の景色が素晴らしい♫ただ風が冷たくて強くてすぐに木々の間に逃げ込みました。そのおかげで編笠山山頂はしっかりシュカブラが。
青年小屋へ下ります。まだまだ岩が雪で隠れきらずなかなか歩きにくい。何回か岩の隙間に脚がはまりました…笑
青年小屋でストックからピッケルに持ち替え、稜線の風に対応できるよう準備。青年小屋からは踏み跡はありましたがあまり踏み固まっておらず足が埋もれます。カッコ良いギボシが目の前に迫ってきました。稜線に出ても風は弱く無雪期でもザレ場、岩場と難易度があるところですね。いよいよこの先からピッケルが活躍します。まだ鎖が出ている場所もあって手掛かりとして使えましたがアイゼン・ピッケルワークを慎重にしないと危険です。西ギボシのトラバースを通過して、次は東ギボシ。東ギボシのトラバースもなかなか嫌らしい…そして東ギボシへ立ち寄り♫もう少しで権現小屋・権現岳です。稜線の溜まった雪に足を取られつつようやく権現岳に登頂!2人とすれ違いましたがプチラッセルで思いの外時間がかかってしまいました。富士山、南アルプス、赤岳・阿弥陀岳がよく見えます♫編笠山で見えていた北アルプスはちょっと雲で隠れ気味でしたがすっきり晴れてよく見えていました。 編笠山での強風が続くのかと思ってましたが、風が弱くなって太陽で照らされてちょっと暑くなる時もあり、思ったほど寒くならず助かりました。
良い時間になってしまったのでゆっくり出来ずですが下山です。下りのギボシのトラバースが気温が上がってきたことによって雪がちょっと緩くなっていたので緊張しました。冬は青年小屋から権現岳に行く人はさすがに少ないですね…ギボシ付近の嫌らしいトラバースもありますし、積雪期だと難易度が上がります。無事青年小屋に戻ってきて、西岳経由で富士見高原へ向かいます。西岳まではなんだか眠くて、寝ながら歩いてましたね。バックパックが木の枝に引っかかって、枝に積もった雪が首の後ろに落ちて時折り目が覚まされます(笑)西岳到着。ちょっと休憩して下山開始。
標高が下がってきて、斜度も雪も少なくなってきたのでアイゼン外して下山。雪がなくなった道での冬靴での歩行はやっぱり辛いですね(笑)鹿がいっぱいいました。なんとかヘッデン点けずに無事駐車場に戻りました。前回の登山から1ヵ月ほど空いてしまい、このハードな山行はなかなか身体が辛かったです。。。でも晴れた雪山の素晴らしい景色を楽しめました♪
■装備
冬靴、12本爪アイゼン、ピッケルなど雪山装備一式
■レイヤリング
TOPS:①ドライレイヤー②メリノウールフーディ200g/m2③PolartecAlphaDirectフーディ④ハードシェル
BOTTOMS:①Octa3/4パンツ②ハードシェル
■当日天気図 【気象庁 過去の天気図】参照
気象庁 過去の天気図 12月23日9時
気象庁 過去の天気図 12月23日15時
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。