高知県 四国の山 9 石立山 1707m
- 投稿者
-
戸田 竜也
アミュプラザみやざき・やま館店
- 日程
- 2022年03月30日 (水)~
- メンバー
- 高知大丸店 戸田
- 天候
- 曇り
- コースタイム
- 別府峡登山口→(130分)捨身嶽→(10分)石立山→(110分)別府峡登山口
- コース状況
- 登山道のほとんどの箇所が勾配が厳しく、平坦なところはほとんどありません。歩き辛い。石灰岩と木の根の下地は踏ん張る力を求められるので筋力も消耗します。
また、それほど人が入っていないためか、踏み跡がわかりにくいので木の枝や岩に付けられたペイントにかなり頼りました。特に下山時は尾根の分岐がはっきりしないところもあるので、GPSかそれに準じたアプリはあるといいでしょう。
【気象】
別府峡登山口(標高553m) 6:20時点 8℃ 微風
石立山(標高1707m) 8:40時点 10℃ 3~5m/s
感想コメント
四国随一の険悪さを誇る石立山。
別府峡登山口からの累積標高差は1500mを超え、それにもかかわらず、歩行距離は7kmほどです。
単に傾斜が強いだけでなく、登山道がそもそも歩きにくいので、なかなか辛い道のりでした。
登山口からは植林帯の急勾配をひたすら斜登高。
せっかく登ったのにいったん下り、竜頭谷へ出ます。
綺麗な沢で癒されますが、癒しはこれで最後。
ここからが本番です。
あとはひたすら急登を詰めていきます。
痩せた尾根も展望が良ければ楽しめますが、木の枝と脆い石灰岩ピナクルの迷路にか細く繋がれた登山道は、ルートファインディングに時間がかかり厄介です。
それがこの山のいいところではありますが。
頂上に付くとちょうどガスが上がってきたくらいで何も見えなくなってしまいました。
仕方なく、休憩もそこそこにもう一つの目的地に向かいます。
地図を見ると、捨身嶽の北に剣山~三嶺縦走路へと続く道が延びているのですが、それをたどり三嶺まで行くのが今回の計画でした。
しかし、分岐からすぐに崖となり、道らしい道がどう探しても見つかりません。
しばらく逡巡しましたが、石灰岩の岩壁は非常に脆く、自然落石も起きていたので行くのは辞めました。あるいはトレイルは崩れてしまったのかもしれません。
そのまま別府峡登山口に戻り、味気ないピストンとなってしまいましたが、石立山だけでも非常に登りごたえがありました。
また機会があれば三嶺への登山道を探しに行ってみようと思います。
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