ウルップソウを訪ねて・・・・日帰り横岳・赤岳
- 投稿者
-
本田 康之
イオンモール各務原店
- 日程
- 2022年07月08日 (金)~2022年07月08日 (金)
- メンバー
- イオンモール各務原店 本田康之
他1名
- 天候
- 晴れ/曇り
- コースタイム
- 横岳登山口駐車場(30分)八ヶ岳林道登山口(98分)赤岳展望台(30分)三叉峰(25分)横岳奥の院(17分)台座の頭手前(25分)三叉峰(50分)地蔵の頭(5分)赤岳天望荘(25分)赤岳北峰(3分)赤岳(18分)赤岳天望荘(50分)三叉峰(102分)八ヶ岳林道登山口(20分)横岳登山口駐車場
- コース状況
- アプローチ
・公共交通機関はありません
・車利用は国道141号梅の口から梅の口別荘地方面へ進み、最奥まで進みます
①梅の口別荘地の八ヶ岳登山者駐車場は10台程度
②八ヶ岳林道登山口までは別荘地の中を進みますが、登山道以外は入らない配慮が必要
③八ヶ岳林道登山口には仮設トイレがあります
④八ヶ岳林道登山口からは樹林帯を進みますが標識は充実、標高表示
⑤杣添尾根は最初が急でほぼ登り一辺倒、2600mあたりでようやく樹林帯を抜けます
⑥途中、赤岳展望所から先、ハイマツの枝帯が登山道に密集し、歩きにくい
⑦三叉峰直下が分岐点、横岳奥の院までは軽い岩場でハシゴが2回あります
⑧三叉峰から赤岳方面、山梨県側、長野県側を岩場を巻きながら進みますが、特に鉾岳の巻が鎖・ハシゴなど激しい岩場になっています
⑨横岳を構成する日ノ岳や鉾岳などはほとんど巻いていきます
⑩赤岳天望荘にチップ制トイレ、売店があります
⑪展望荘から赤岳へはガレ場の鎖場があり、落石注意
⑫赤岳山頂小屋は現在、休止中
⑬立ち寄り湯は清里に天女の湯があり、790円(10:00/11:00~22:00:火曜休)
- 難易度
感想コメント
赤岳(あかだけ・2889m)は八ヶ岳最高峰で日本百名山の一つ、山名は山肌が赤褐色であることに由来します。山頂は南峰と北峰に分かれており、南峰に一等三角点と赤森神社、北峰には赤岳頂上山荘があります。
横岳(よこだけ・2830m)は八ヶ岳では赤岳に次に高く、ギザギザと小ピークが連続しています。赤岳側から順に二十三夜峰、日の神を祭る日ノ岳、鉾岳、石尊大権現を祭る石尊峰、無名峰、最高点のある奥ノ院と並んでいますが、各々、冬季は赤岳鉱泉側から登るアルパインルートの対象になります。
横岳への最短ルート・山梨県側の杣添尾根を使い、ウルップソウを求めて、赤岳と横岳の主稜線を歩いてきました。杣添尾根の登山口は1783m、終点の三叉峰は2825mですから約1100m上がることになり、最短ということで登り一辺倒の急登ということになりますが、八ヶ岳特有の登山道でよく整備されていて歩きやすい。2581mの展望地は赤岳が見え、正面に尾根が見える絶景地だが、ここから先はしばらく地に根がはるハイマツ帯で歩きにくくなる尾根のハイライト。あと300mほどだが、この坂を一気に登れないので時間がかかりますが、振り返ると尾根の全容が見え、絶景です。見え隠れする赤岳、しっかり見える横岳・阿弥陀岳・硫黄岳、午前中は雲海に包まれ富士山も先っぽだけ見えていました。
すんなり三叉峰に着くも、さすがに稜線沿いは風が吹き、15度くらいでやや寒いくらい。
まずは横岳へ進みますが、チョウノスケソウとハクサンイチゲが崖沿いにたくさん咲いています。あわよくば、ツクモグサと思い、以前に見た場所に向かいましたが、さすがに終わっていました。今日は悪場の終わる台座頭の鞍部まで行き、横岳の写真を撮って折り返し、今度は赤岳方面にウルップソウを探しながら進みます。これも以前、群生を確認済なので簡単に見つかりましたが、やや遅めか、しゃきっと咲いている個体を探して画像に収めました。それにしても横岳の稜線沿いは岩場だらけで鎖やハシゴが多く、しびれる稜線。冬しか来たことがなかったのでとても新鮮で、その岩場にへばりつくようにチョウノスケソウとハクサンイチゲがすばらしい群生を作っていました。赤岳はこちらか見ると立っていて、急な上りが待っているかのように見えましたが、確かに登りにかかるとガレガレのジグザグ道で鎖もあります。思ったよりは短いですが、とにかく落石を注意しながらの道です。山頂からは阿弥陀岳はよく見えていましたが、曇りがちで南の稜線や横岳方面も展望がなかったです。残念ですが、画像に収めて、すぐさま下山。天望荘で一息入れて、三叉峰まで岩場を楽しみながら帰りました。杣添尾根の下りは思ったより歩きやすく、足に優しい下りを2時間で下山。充実した日帰りでした。
なお、赤岳から県境尾根を下って林道を戻って来るという計画もありましたが、結局、帰りの登りになる林道が嫌だなということで往復になりました。確かに砂利の林道を1時間以上歩くのはつらいです。
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