72000歩歩くとどうなる?外秩父七峰縦走ハイキング
- 投稿者
-
るんちゃん(おとな女子登山部)
浦和パルコ店
- 日程
- 2022年07月19日 (火)~2022年07月19日 (火)
- メンバー
- 山仲間1名
- 天候
- 曇り→雨
- コースタイム
- 小川町駅(90分)官ノ倉山(60分)道の駅和紙の里(150分)笠山(45分)堂平山(60分)定峰峠(60分)大霧山(45分)ふれあい牧場(60分)皇鈴山(180分)寄居駅
- コース状況
- ・トイレは道の駅、定峰峠、ふれあい牧場、中間平公園、鉢形城跡にあります。
・道の駅、定峰峠、ふれあい牧場に自販機あり。
・堂平山の天文台、ふれあい牧場は土日のみの営業。
・コース上はこの時期クモの巣が多く、ブヨもたくさんいます。
・「外秩父七峰ハイキング」の看板が要所要所にあるので迷いません。
・小川町駅近くの日帰り温泉・花和楽の湯は18時以降850円となります。最終21時。
- 難易度
感想コメント
前から歩いてみたかった外秩父七峰を縦走してきました。秩父の東側、小川町駅から官ノ倉山、笹山、堂平山、剣ヶ峰、大霧山、皇鈴(みすず)山、登谷(とや)山の七つの山を縦走して寄居駅に至る全長約42kmの道のりで、毎年春に大会も開かれています。秩父フリークとしては無視できない魅惑的なコース、やるなら涼しくて日の長い5月あたりと考えていましたが、よりによって真夏の暑苦しいこの時期に何故か行くこととなりました。
決行日は曇りで午後から雨予報。夏の低山は雨降ってるくらいがちょうど良いとのんびり構えていた所、見事に寝坊して30分ほど待ち合わせに遅刻。ドタバタしながら何とか出発してみると、やはりこの時期この天気でこのルートを歩く変わり者はいないらしく、終始静かな道のりでした。
閑静な住宅街を歩いていると、すれ違う住民の方が皆挨拶してきてくれます。ハイカーが彷徨いても不審に思うことなく寧ろ好意的。大会の時期は相当賑わうのでしょう。
田舎道はやがて畦道に、いつの間にか登山道になり、気が付くと剥き出しの岩山を登っていました。登り切ると最初のピーク、石尊山。といってもこちらは七峰には数えられず、次の官ノ倉山から始まります。まだ序盤なのに既に汗びっしょり。再び田舎道を下って道の駅までロードを歩きます。その後は笠山取付きまで峠道を登ったり下ったり。普段舗装道はそこまで歩かないので固い地面が足に響きます。急だろうが滑ろうが、登山道を歩いた時の安心感といったらありません。小雨の降る中順調に笠山、堂平山、二つのピークを通過しました。
次の剣ヶ峰はあっけないほどすぐ終わり、後半戦に突入。大霧山までは定峰峠を挟んで距離を稼がなければなりません。リタイアするとしたら、堂平山から白石峠を経て芦ヶ久保に下ろうかと考えていましたが、既に折り返しを過ぎていて体力にも余裕があったので縦走続行。雨足が強くなる中、雨と汗まみれでまるで沢から上がってきたような姿。もう容姿はどうでも良くなって次のピークをひたすら目指しました。
ブヨの襲撃を交わしながら大霧山を登頂、そこから長いこと下りふれあい牧場へ。ここには土日のみ営業のモーモーハウスがあり、美味しいソフトクリームをいただけるようです。ソフトクリームを食べていればもう少し頑張れたかもしれません。のんびり草を食む牛たちを横目で見ながら先を急ぎました。
ここから再びロード歩き。もううんざりと思った頃次のピークへの標識が。登山道に入り愛宕山、皇鈴山、そして最後のピーク・登谷山。いつの間にか雨は上がり、僅かに展望が開けていました。
七つの峰を全て踏んでとりあえず一安心、後は駅までの辛いロードをこなすだけ。最後の歩きが一番辛く、疲労からお互い言葉少なに。橋を渡った先のコンビニで念願のアイスをゲットし息を吹き返しました。
行動時間は約13時間半の72000歩。数字が大きすぎてよくわかりませんでしたが、最後の方は足の裏が痛くなって、誤って反対側の電車に乗ってしまうという凡ミス。歩き過ぎて判断力か鈍るという結果となりました。
日帰り温泉の最終受付まであと数分だったので、急いで電車を飛び降りギリギリセーフ。汗と雨をキレイに流して、帰宅直後は即布団に倒れこみました。
時間はかかりましたがとりあえず完歩できて満足です。縦走はもうお腹いっぱいですが、景色の良さそうな堂平山などはお天気の良いときに単品で訪ねてみたいです。
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。