日本百名山 焼走りから秋の岩手山
- 投稿者
-
本田 康之
イオンモール各務原店
- 日程
- 2022年09月28日 (水)~2022年09月28日 (水)
- メンバー
- イオンモール各務原店 本田康之
他1名
- 天候
- 晴れ/曇り
- コースタイム
- 焼走り登山口(65分)第二噴出口跡(15分)第一噴出口跡(10分)ツルハシ(35分)平笠不動避難小屋(40分)岩手山薬師岳(25分)平笠不動避難小屋(45分)第一噴出口跡(60分)焼走り登山口
- コース状況
- アプローチ
・国道282号から県道301号・県道232号で焼走り国際交流村へ
・公共交通機関は難しい
①焼走り国際交流村に登山者用駐車場・トイレがあります
②焼走り溶岩流は登山口横の階段を上がるとすぐに見れます
③第二噴出口跡まではとても歩きやすい樹林帯
④第一噴出口跡・第二噴出口跡は共に展望があり、麓を見渡せます
⑤第二噴出口跡からは火山地形で小さな瓦礫帯です
⑥平笠不動避難小屋は15名程度の無人避難小屋です
⑦平笠不動避難小屋~山頂までは途中から小さな瓦礫帯で崩れている箇所は巻いています
⑧山頂含むお鉢は樹木もなく隠れる場所のない火山礫の道で、風が吹くとまともです
⑨お鉢めぐりは早くて約30分程度
⑩立ち寄り湯は焼走りの湯が600円(9:30~平日20:30・土日は21:00)
- 難易度
感想コメント
岩手山(いわてさん・2038m)は岩手県最高峰にして日本百名山の一つで2つの外輪山からなる成層火山。東側から見るとまさに富士山のように長い裾野を引く整った形で「表岩手」、南側から見ると外輪山の連なり「裏岩手」、西側は尾根状の外輪に黒倉山、姥倉山と続く山容で「南部片富士」と呼ばれている。岩手のシンボル的な山ですが、古来信仰の山で、山頂外輪を取り囲むように石仏が並びます。
今回、たくさんある中で焼走りルートを選びました。焼走りとは岩手山の噴火によって吹き出した熔岩が、山肌を流れるままに冷えて固まってできたもので、国の特別天然記念物になっていますが、樹林帯を挟んで登山道横に広がっています。登る前に見てきましたが、ここだけ別世界のような光景で、樹木がないので岩手山の展望がよいです。
富士山のようなきれいな山はだいたいしんどい山が多いですが、岩手山も同じでとにかく長い印象。第一噴出口までは歩きやすい樹林帯で、その後はしばらくすると火山地形のザラザラした登山道に変わり歩きにくく、歩く場所によっては力が奪われていくような道。この区間ではコマクサが見られるようで葉っぱがたくさんありました。再び樹林帯に入り込むとやや紅葉しているナナカマドをみながら徐々に標高を稼ぎ、やっと平笠不動避難小屋に到着。ここからようやくきれいな岩手山山頂部が見えました。今日は天気が安定しないはずでしたが、視界良好で時々晴れ間が見えるよいコンディションで快適。
小屋から山頂までは露岩混じりの道でひたすら登っていく感じですが、登れば登るほど八幡平方面の縦走路がきれいに見え、東北らしい雄大な展望が広がり、遠くに鳥海山も見えます。やがてお鉢部分に合流すると山頂まで富士山みたいなやや赤茶けた火山礫の道が続きます。山頂は昨日と同じ10℃ですが、昨日より風があり、肌寒いです。360度パノラマでお鉢がよく見えますが、今日は八幡平にも登りに行くので時間に余裕がなくお鉢めぐりはカットします。撮影するとすぐさま往路下山、ザラザラした火山地形も意外にも滑らす、早々に下山しました。
この先、八幡平までは岩手山を眺めながらにドライブ日和でした。
ちなみに世の中を騒がせた落書きですが、このコースで現在は一部、ワラで石や樹木を隠してあります。
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。