北八ヶ岳・天狗岳(テント1泊2日)

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投稿者
酒井 健
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日程
2012年02月10日 (金)~2012年02月11日 (土)
メンバー
ららぽーと横浜・徳宿
天候
晴れ
コースタイム
1日目:渋の湯0916→分岐1012→黒百合唐沢分岐1036→黒百合ヒュッテ1114(テント設営後)1235→中山峠1240→東天狗岳1325→西天狗岳1347→中山峠1430→黒百合ヒュッテ1435
2日目:黒百合ヒュッテ0804→中山峠0813→分岐0822→中山山頂0851→高見石小屋0945(展望台にて休憩後)1003→地蔵仏1028→渋の湯1115
コース状況
渋の湯から黒百合ヒュッテ間はトレースあり。東天狗岳までは表面上が固くアイゼンの爪部分しか刺さらない。トレースもほとんどありません。また風も強いのでしっかりとした防寒対策が必要です。
中山展望台から樹林帯まで短い間ですがトレースが分かりにくいです。
難易度
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感想コメント

今回は冬山でも定番の天狗岳へ行ってきました。

1日目
硫黄の香りが漂う渋の湯から八方台分岐までのほどほどな斜度を登り、冷えた体がようやく温まってきた。ここで小休止をとり、さらに1時間少々樹林帯を歩くと黒百合ヒュッテに到着する。テントの受付(1人1000円)を済まし設営を開始。時間に余裕もあり天気も良かったので、ここで不必要な荷物はテントにデポし、アイゼンを装着しストックからピッケルに持ち替え・・いざ天狗岳へ。

中山峠を過ぎ少し登ると樹林帯を抜ける。ドンと景色が眼前に広がると同時に強風の洗礼を受ける。とても寒い。というかもはや痛い。しかし「あぁ・・八ヶ岳に来たな~」と実感する瞬間でもあるから不思議。アイゼンを引っかけないように岩稜帯を登る。徐々に傾斜がキツクなっていく。表面上は固くなりアイゼンの爪部分くらいしか刺さらない。トレースもほとんど無く、確認をしながら一歩一歩登っていく。分岐まで来るとその左上に天狗岳が見える。さてもう少し。

強風吹きすさぶ中、ようやく標高2646m“東天狗岳”に到着。展望も最高です。

ところがここで終わりではなく、実はすぐ隣にあるもう一つの頂きがある。それが“西天狗岳”だ。見たところ誰も歩いていない。つまりトレースを付けることができる・・・ふっふっふっ。ニンマリしながら下って登ること20分少々、標高2645.8m“西天狗岳”に到着。人気のある山だけに誰もいない山頂はどこか寂しげに感じた。まぁ、達成感と山頂独占に喜びを爆発させ踊っている人もいるが。この強風のなかよくやるなぁと感心。そして山頂を後にし、テントに戻った。

2日目
テント撤収して荷作りを済まし、出発。中山峠を左にとり高見石小屋に向かう。樹林帯の中をほどよく登り開けた場所に出ると“中山展望台”だ。そこでちょいと休憩。辺りは雪を身に纏った木々たち。蔵王とまではいかないがこれも立派な“モンスター”??その前で記念に一枚(下の写真を参考)。また樹林帯に入り小屋までは下り坂。
高見石小屋に到着し、休憩。小屋の裏が展望台になっていて、白く凍った白駒池と赤い屋根の白駒荘が見える。展望に満足して小屋に戻り、再び下山を開始。樹林帯を通り開けたところに出ると“賽ノ河原”だ。遠くに南アルプスの山容を見ながら下る。途中にいる地蔵仏さんに手を合わせ、一気に渋の湯まで下りきった。

天気にも恵まれとても気持ちのいい山行でした。

フォトギャラリー

出発

八方台分岐

雪化粧と紺碧の空

黒百合ヒュッテ到着

いざ天狗岳へ

強風の中を一歩一歩登る

分岐の左上が・・・

東天狗岳山頂

西天狗岳山頂

慎重に下る

おかえり

行く手を阻まれた・・

案外見逃す中山山頂

見たら同じポーズをとるのはきっと本能です

また樹林帯へ

高見石小屋到着

展望台から見た白駒池

賽ノ河原

途中にいる地蔵仏さん

お疲れ様でした

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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