高知県 大栃① 雨上がりの石灰岩

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投稿者
戸田 竜也
アミュプラザみやざき・やま館店 店舗詳細をみる
日程
2023年12月06日 (水)~2023年12月06日 (水)
メンバー
高知大丸店 戸田
友人2名
天候
晴れ
コースタイム
【アクセス】
JR土讃線・土佐山田駅 → 美良布
・JRバス 22分
美良布 → 大栃
・香美市営バス 18分
大栃 → 岩場
・徒歩 1km 15分

【アプローチ】
駐車スペース→(0分)岩場
※車を停めたところの目の前が取り付き。
コース状況
【エリア概況】
車を停めた目の前が岩場というアプローチのまったくない岩場。
岩質は石灰岩ですが濡れには強いようで、前日に6.5mm/24h(気象観測点・大栃のデータ)の降水がありましたが浸み出しはなく、全てのルートが乾いていました。
山と溪谷社「日本100岩場5 中国・四国・九州」にトポが掲載されています。

【気象】
駐車スペース(227m) 9:00時点 10℃ 無風

【服装】
トップ
・厚手化繊インサレーション
・薄手化繊長袖Tシャツ
・薄手フリース
ボトム
・薄手化繊パンツ
午前中は壁に日が当たりますが取り付きは日陰なため、休憩中はジャケットを着ていないと寒くていられません。
登る時はもう少し薄着でも良かったのですが、脱がずに2枚をレイヤリングした状態でずっと登っていました。汗もそれほどかかず。

【駐車スペース】
車は3台ほどが限界。乗り合わせていくことをお勧めします。

【トイレ】
岩場から750m先の奥物部ふれあいプラザの公衆トイレ(水洗、紙あり)が利用できます。
Google Map
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感想コメント

ルート数6本とかなりコンパクトな岩場ですが、アプローチの良さと、トポで謳う「婆娑羅はこれだけを登りに来る価値がある」という言葉に魅かれ、今年の3月に初めて訪れました。
その時はあまりやる気がなく、婆娑羅を1トライだけして可能性を確認しただけ。
日が空いて11月にふたたび訪れましたが、終了点直下の核心ムーブをバラしてヨレ切ってしまい、3トライしましたが繋がりませんでした。
そして今回はムーブも固まった中で満を持しての再々訪。

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【今回の課題】
婆娑羅 5.12c RP 7try 3day

110°程度の傾斜に細かいホールドが散らばる。
壁の高さはなく、3ピン目付近からレストを挟むのが難しいホールドが続き、1~2シェイク程度して動き続ける方が良かったです。
中間部に一つ目の核心があり、保持は厳しいのですが、使うフットホールドを決める方がポイントになると思います。
二つ目の核心は終了点下で、何パターンか試し、同行の友人とは違うムーブで解決。最後のダメ押しで3級のボルダーをこなします。
ちなみに、最終ピンにクリップした後、左側に巻いて終了点まで行くことともできるのですが、その場合は5.12a程度のグレードになります。直上するのが正しいライン。

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大栃は一区切りつきましたが、せっかくなので次訪れた時は全てのルートを登ろうと思います。

フォトギャラリー

道路は濡れていても岩はパリパリに乾いています。

季節感のない若者も若者とは言えない歳になってきました。

3人で「婆娑羅」をセッション。

増量している友人は苦戦していましたが、

さすがにフィジカルが強い。

残念ながら最後の核心は越えられず。

私はこの日の3トライ目。

ここが最後のレストポイント。

動きをなるべく止めずに、

4ピン目のクリップ。

遠いガストンから、

さらに遠いガストンへ。つらい態勢でクリップ。

最初の核心。私は左足を切って右足だけでクロス。

最後の核心。手に足で乗り込む。

フィニッシュホールド手前のピンチを必死で取りにいく。

いけました。時間がかかりました。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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