カチコチ尻別岳 無念の敗退
- 投稿者
-
斉藤 裕一
サッポロファクトリー店
- 日程
- 2024年02月21日 (水)~2024年02月21日 (水)
- メンバー
- 単独
- 天候
- 曇り
- コースタイム
- 行動時間 2:00
※夏山ルートを大きく外している為、
実際にかかった時間を記載。
- コース状況
- 総距離 5.0km
獲得標高 380m
カチコチの雪に10cm程軽い雪が乗っている状態。
シールのグリップは悪く登りにくく、
滑走時も急斜面はアイスバーン。
- 難易度
感想コメント
午後からルスツリゾートで友人と会う約束があり、
その前に近くの尻別岳に登って来ました。
登り出しは夏の登山道とは違い、
尻別岳の北西側にある冬季閉鎖中の道路の分岐点に、
車を停めて登山開始です。
1km程、ほぼ平らな雪原を歩いてから山に入ります。
植林の間をすり抜けて、まずは805mのピークを目指します。
雪質は硬いアイスバーンの上に
軽いパウダースノーが少し乗っている程度なので、
踏むと硬く、良く滑ります。
多少スリップしながらも慎重に歩いていたのですが、
650m辺りでシールを諦め、アイゼンを履く事にしました。
不安定な足場を固めて板を脱ぎ、アイゼンを履こうとすると…
バックパックの中にスキーブーツ用のワンタッチアイゼンではなく、
登山靴用のバンド式アイゼンが!!
完全に持ってくるアイゼンを間違えてしまいました。
こうなるとここで下山と言う選択肢も出て来ますが、
とりあえず、板を脱いでブーツでキックステップしてみると、
意外と歩けるので、滑落防止にピッケルを持ちつつ登ってみることに。
805mのピークまではなんとか登れましたが、
さすがに急斜面を登っている時はリスクを感じたので、
この辺りで諦めて、ドロップする事にしました。
無念です。。。でも単独行動だったので、
同行者に迷惑かけずに済んで良かったとポジティブに考えます。
モードチェンジしてから、
持参したお湯でインスタントコーヒーを作って飲み、
滑走開始です。
歩くと硬くて、危険を感じる斜面も、
スキーで滑るとなんて事はありません。
少し硬めですが、気持ち良く滑れます。
しかも標高が下がり、斜度が緩くなると少しだけですが、
硬さも感じないパウダースノーに雪質が変化しました。
トラブル(完全にケアレスミスですが…)があっても、
楽しく山行を終わらせることができ、
その後も予定通り、友人と会う事が出来ました。
とは言え、以後気をつけます。
~お立ち寄りスポット~
ルスツリゾートスキー場 一日券11,500円
真狩温泉 入浴料 600円
ニセコラーメン ポテラ ニセコラーメン1100円
☆服装・装備について☆
ウェア類…
インナー(ファイントラック:ドライレイヤーベーシック)
ロンT(化繊)
フリース(グリッド系)
防寒ジャケット(ミレー:ブリーズバリアトイ)
ハードシェル(ジャケット)
スポーツタイツ(厚手)
ハードシェル(ビブパンツ)
ソックス(スマートウール:スキーフルクッション)
ニット帽(シェアデザイン:オリジナルロゴビーニー)
バラクラバ(厚手)
その他の装備…
バックパック(BC用45L)
登れるスキー道具一式
ビーコン(BCA:トラッカー2)
プローブ(ブラックダイアモンド:クイックドローカーボン300)
ショベル(ブラックダイアモンド:トランスファー)
ピッケル(ブラックダイアモンド:レイブンウルトラ)
保温ボトル(サーモス:山専ボトル750mℓ)
サングラス(スワンズ:スノーフィールド)
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。