宇津城へ / 京北(京都)
- 投稿者
-
上田
グランフロント大阪店
- 日程
- 2024年06月06日 (木)~2024年06月06日 (木)
- メンバー
- グランフロント大阪店:上田
- 天候
- 曇り
- コースタイム
- バス停・栗生口~2分~八幡宮~5分~バス停・上浮井~60分~尾根道合流~40分~宇津城址(356m)~30分~バス停・上浮井
- コース状況
- 殿谷から尾根筋へ上がる道は不明瞭です。
尾根筋の道で城へ向かうと、道中にイバラの群生地がありますので、怪我しないように丈夫な革手袋や丈夫な服が必要です。
本丸から殿谷入口へのルートは道が無く、足元も崩れやすいので、持参したロープを使って下降した方が安全です。
水場:なし
WC:なし
- 難易度
感想コメント
京都の京北町にある難攻不落の宇津城址へ行ってみました。
バス停・栗生口から出発。事前情報により難易度が高そうなので、今回は特殊装備をいろいろ携えて城攻め開始。とりあえず、八幡宮の裏手にあるという登山ルートを途中まで偵察。竪堀らしき所に沿って急峻な道なき崖を登るらしいですが、取り敢えずGPSのポイント登録だけしておいて、下山時の離脱地点の候補にしておきました。
他に城の東側にある「庄ノ谷」の林道から、保守路を使って登るルートもあるようですが、これはイバラの群生地があったり、崩落しているそうなので、これも却下。という事で、今回は城の西側にある「殿谷」ルートを選びました。このルートは「京都一周トレイル京北」MAPや、山と高原地図「京都北山1」(1993年版)にも城への登山道が記されていますが、誰も行った事がないのか記録が見つかりませんでした。
バス停・上浮井の横から入山。林道を歩きながら城の西側斜面を見ていると、登山口近くの民家と墓地の間に整備された山道を発見。少し登ってみると距離は短いですが幅員1メートルぐらいのしっかり道だったので、GPSのポイント登録をして、下山時の離脱地点の候補にしておきました。名前の通りで「殿谷」は優雅な感じのする明るい谷でした。沢沿いに進んで行くと所々に巨岩があったり、沢の渡渉があったりして退屈しません。
黄色い看板を過ぎると右手の斜面の傾斜が緩くなっている場所があり、「京都一周トレイル京北」MAPでは、この辺りから尾根筋に取り付く事になっていました。実際、斜面を登っていくと僅かに整備された道の痕跡があり、これを登っていくと尾根道に合流しました。尾根を南下して鉄塔を幾つか越えると、「庄ノ谷」の林道からの保守路を発見。確かにイバラが群生しています。一方、宇津城方向への登山道も巨大なイバラの群生に塞がれており、そのままでは通過できませんでした。
ここで持参した装備が役立ちました。トゲトゲから身を守る為に家の収納庫に眠っていた年代物の分厚い雨合羽を着こみ、クライミング用の革手袋を装着して、登山道右側の崖を少し下って慎重に進みます。すぐ抜ける草を握る事は出来ないので、忍者のように持参したテントのペグを斜面に突き刺しながらトラバース。この難所を越すと、ようやく宇津城址に到着。
宇津城址は三方を天然の崖に囲まれていますが、今でも登るのが大変なぐらい急峻な曲輪間の切岸が見事でした。また部分的に残る石垣跡も見所です。主郭を経て南の曲輪までそのまま進むと、GPSでポイント登録した「殿谷」の離脱地点を目指して、持参したロープを使って懸垂下降を繰り返し、登山口近くの登山道にピンポイントで下山しました。
当日の服装
ベースレイヤー:ミレー「ドライナミックメッシュ・タンクトップ」
シャツ:ザ・ノースフェイス「ショートスリーブカラフルロゴティー」
パンツ:マーモット「トレックコンフォートパンツ」
ソックス:ダーンタフ「ハイカーブーツソックス フルクッション」
シューズ:サロモン「X ULTRA4MID」
ザック:カリマー「イクリプス27」
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。