鈴鹿一難所の黒尾山から銚子ヶ口周回

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投稿者
本田 
イオンモール各務原店 店舗詳細をみる
日程
2024年12月04日 (水)~2024年12月04日 (水)
メンバー
イオンモール各務原店 本田
天候
曇り/小雨
コースタイム
黒尾山登山口(34分)丸山(14分)庭戸山(38分)黒尾山(10分)黒尾山最高点(60分)主稜線(8分)銚子ヶ口西峰(7分)水舟の池(28分)銚子ヶ口三角点峰(3分)銚子ヶ口東峰(60分)銚子ヶ口登山口(29分)黒尾山登山口
コース状況
アプローチ
・国道421号道の駅「奥永源寺渓流の里」対岸に登山口があり、登山者駐車場もあります
・公共交通機関は近江鉄道八日市駅から永源寺まで近江バス・永源寺から道の駅までちょ こっとバスがあります

①道の駅「奥永源寺渓流の里」には駐車しないように(トイレ・売店があります)
②黒尾山までは前半は送電線の保守道でよく整備されていて、テープもべったり
③丸山・庭戸山というピークを越えていきますが、全般的にかなりの急登でヤセ尾根もあるが、基本は尾根通しに進みます
④黒尾山は展望はなし
⑤黒尾山最高点というのがありますが、標識の文字が消えていました
⑥黒尾山本峰から先、さらにヤセ尾根で右側が切れている箇所が続き、道も細くなります
⑦崖と呼ばれるキレットへの下り、トラバースがかなり悪く、トラバースは手掛かりがなく、スリップはやばい箇所です。草付きを持ちながら、素早く進むしかありません
(残置ロープもありません)
⑧これを越えると小さな岩峰を登り、ヤセ尾根を越えると、今度はシャクナゲの尾根、しばらくすると登山道もややましになり、ひつこいアップダウンを繰り返し、忠実に尾根を進む
⑨銚子ヶ口北峰に標識はありません
⑩銚子ヶ口の主稜線合流点はマーキングはありますが、標識はない
⑪銚子ヶ口西峰は標識があり、展望もよい
⑫水舟ノ池は西峰下の分岐からも大峠からもマーキングがあります。結構下ります
⑬銚子ヶ口三角点峰は展望がなく、銚子ヶ口東峰は最も展望が良い
⑮北尾根は東峰からすぐ下で分岐、最初は沢の源流部に下降し、しばらくすると尾根をトラバース気味に下降していきます。200mごとにある標識で●/15が目安です。
⑯立ち寄り湯は永源寺温泉八風の湯が1300円(10:00~22:00 無休)。17時以降の食事とのセットが格安です。
難易度
Google Map
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  • おとな女子登山部

感想コメント

黒尾山(くろおやま・948m)は鈴鹿の銚子ヶ口から北に派生した尾根上にあり、永源寺ダムの東側に位置します。登山ルートとしては西登山口と道の駅奥永源寺渓流の里の対岸から登りますが、特に後者のルートは稀に見る急登の尾根歩きになります。
黒尾山の先に銚子ヶ口があり、セットで登る人が多いですが、黒尾山~銚子ヶ口間はさらに尾根が細くなり、特に地図にある崖と書いてある場所は短いですが、相当悪いキレットになります。
今回はこの難所の尾根を通り、銚子ヶ口まで進みました。登山口からしばらくは送電線保守道を進みますので、お馴染みの黒い階段があります。落葉した落ち葉の登山道を進むと傾斜が増していき、最初の急登がでてきますが、後から考えるとここは序の口といった所でした。丸山、送電線下の庭戸山で緩やかなピークを越えると、最初のヤセ尾根が出てきます。ここは崩れて木の根がむき出しになったような嫌な場所でそれほど怖さはありませんが、小雨が降り出して、一層暗い雰囲気になります。その先はまた樹林帯の急登が続き、気が付けば展望がなくひっそりした黒尾山でした。
黒尾山からの急な下降からはじまり、ヤセ尾根の登り下り、黒尾山の最高点を越えると、核心の崖部分。とにかく右側が岩場で切れていて、稜線通しに行くのかと思えば、何も手掛かりのないトラバース、ここが怖い場所。短い区間なので爪先に力を込めて、一気に抜けてしまいましたが、ひやひやものです。もしかししたら、大きく下部を巻いていくのかもしれませんが、そっちも悪そうでした。
鈴鹿全体でもたいがい悪い場所も登ってきましたが、ここは最難だと感じました。
この悪場を越えると、今度はまとわりつくシャクナゲ帯が続き、しだいに普通の尾根に変わっていきます。ガスがかかっているので見えませんが、まだまだ銚子ヶ口の主稜線まではアップダウンが小刻みに続き、長いです。
銚子ヶ口にはもう4回目くらいで、ここからイブネにも進んだこともあります。銚子ヶ口は東・西・南・北峰・三角点峰・中峰と小ピークが乱立します。今回、黒尾山の稜線から進んできたので北峰も踏みましたのでこれでコンプリート。
まだ時間があるので水舟の池まで往復もしてきました。水舟の池は主稜線から離れますが、鈴鹿の最大の池で静かな秘境です。紅葉は当然もう終わっていて、他に人が来るでもなく、寒々した光景が広がっていました。小雨も降っているので、足早に帰りました。
銚子ヶ口東峰からは国道に向けて長い長い北尾根を下山。この登山道は尾根通しではなく、トラバース気味に巻いていく感じで、細い細い道が続きます。なかなかくたびれる登山道だと今回も実感しながら、国道の登山口へ。ここから道の駅までは30分程度、トラックがぶんぶん突っ走ってくるので注意です。

本日の服装(初冬の低山)
インナーは(アイスブレーカー)長袖Tシャツ (マーモット)半袖ジップシャツ
ボトムスは(ミロ)3シーズンパンツ
小雨の為、ソフトシェルを着用しました

②ギア
登山靴はスポルティバ トランゴトレックGTX、ザックは(カンプ)30㍑、

 

フォトギャラリー

黒尾山登山口

序盤から急です

丸山&庭戸山

庭戸山から国道421号三重側

送電線の向こうに黒尾山

最初の崩れたヤセ尾根

黒尾山まで本当に急登

ひっそりの黒尾山948m

いきなり苔ワールド

またヤセ尾根

崖付近から琵琶湖と紅葉

最悪の崖・・核心のトラバース撮れず

シャクナゲのヤブ

主稜線の合流点

水舟の池

銚子ヶ口1076m

銚子ヶ口東峰から鈴鹿主稜線を見る

木尾根を下ります

細い長いトラバース

銚子ヶ口登山口

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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