尾瀬燧ヶ岳バックカントリー~季節外れの大雪&激パウダー♪

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2012年03月26日 (月)~2012年03月26日 (月)
メンバー
天候
雪☃☃
コースタイム
中土合公園(6:45)→御池(7:30)→横田代付近(9:00)→標高2200mドロップポイント(11:30)→御池(15:00)→ブナ平を滑降(15:15)→御池(15:50)
コース状況
【中土合公園】
冬期はここまで除雪されているが、この先は閉鎖中。もちろんものすごい量の積雪。道路標識(信号の高さ)まで手が届きそうなくらいの!!よって中土合公園から先は歩きは現実的ではなく、今回のようにスノーモービルやキャットを使うことになる。

【御池~俎嵓(まないたぐら)】
最初はなだらかな歩き。でも深雪があまりに深くてしんどい。特にスノーシューの僕は。夏道の北側が良いようでガイドが先頭でラッセル。僕たちは楽々。途中、標高1700m辺りから急登が出てくる。つりそうになる太ももと闘いながらハイクアップを続けるが、標高2200m地点で、強風と視界不良によりこれ以上のハイクアップを断念し、ドロップすることに。

【俎嵓~御池】
熊沢田代方面へ向けドロップ!!途中ツリーランも出てくるが、滑走技術があればスノーボードでも十分滑れる。しかし、御池手前1kmほどは斜度が無くなり、ボードはストックで漕ぐか、外して歩くことに…。
難易度
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感想コメント

 か、滑走技術がない…。季節外れの超絶パウダーに僕の板と技術はなす術がありませんでした(T_T)/~

 今回は知人の紹介で桧枝岐村のガイド集団『楽(RAKU)』のツアーに参加させていただきました。ガイド二名のうち一名がスノーボード(よって僕とそのガイドの二名がスノーボード)、他のメンバー五名はスキー(うち二名がテレマーク)でした。

 中土合公園から御池まではスノーモービルがゴムボートを牽引して楽々移動♪ガイド一名が運転し、もう一名のガイドはゴムボートの後ろでジェットスキー状態!!僕たち四名はそのガイドの滑りを見てやんやの歓声(^0^)/~~!

 御池からのハイクアップはガイドのおかげで安全&安心、そして楽しく歩けました。特に全く知らないルートで、今冬ここへ「数十回訪れている」というガイドは熟知していて頼りになります。それにしてもラッセルはきつく、特に細板テレマークスキーの小澤さんは埋もれて辛そう(*o*)/!それでも「いつもよりかなり早い」とガイドに言わしめる怒涛のハイクアップで順調に高度を上げましたが、標高2200m地点で悪天候(視界不良&強風で安全に滑って降りられない可能性がある)のため、ガイドの判断でハイクアップを断念し、ドロップすることにしました。季節外れの天候のため仕方ありませんね。

 ここからの滑降が今回のメインですが、まあこれで僕は己の未熟さを嫌というほど思い知ることになるのです。ガイド一名がまず滑り、一本ごとに終了地点まで行き、そこからもう一名のガイドに無線でコースや滑走方向などを指示して一人ずつ滑降するという具合です。しかし、僕は経験したことのない“超絶パウダー”に思うように滑走できず何度も転びます。一度転んだら起き上がるのに難儀する深雪。とうとう一旦板を外して脱出することもたびたび。しかもパウダー特有の後傾の滑走姿勢(*ゲレンデのような圧雪された雪面での滑りと異なり、ノーズ(先端)が埋もれないよう後ろ足に荷重し板のノーズを持ち上げる滑り)を取り続けたため、しかもハイクアップ時にかなり太ももを酷使したためもう脚が言うことを効いてくれません!!やはり小澤さんもかなり苦労したようで、その苦労は彼の登山レポートをご覧ください♪

 御池から中土合公園まで帰ると思いきや、ガイドが「ブナ平も滑りましょう」とさらに面白い斜面をガイドしてくれたため、最後の最後までパウダーと戯れることができ、心地よい太ももの攣りを感じることができました。栃木県から日帰りでこんなに刺激的なフィールドがあるなんて。しかもそれがあの『尾瀬』で味わえるなんて。幸せな“厳冬期のバックカントリー滑りおさめ”でした。

フォトギャラリー

お、小澤さん!バラクラバの下は鬼の形相です!きっと。

行きはスキーのガイドが華麗な滑りを。

はじめてのスノーモービル&ゴムボートで童心に返ります♪

御池では晴れ間も。

今日の僕の秘密兵器はブラックダイヤモンドの『コンパクター』!

ガイドのレクチャーを受けて出発です。

ボール状の小さな谷を行きます。

ハイクは続くよ、どーこまでも~♪

結構な斜面も行きます。

先頭のガイドのパワーをすごい!

知人のテンションもすごい!

細い板で必死の小澤さんもカメラを向けると何とか手を挙げてくれますが…。

うーん、右側ヤバイ!

樹林帯で休憩中。真っ白ですが飽きません。

2200m地点をドロップポイントにします。

滑走準備完了。

ウォリャーーーッ!でも埋もれている小澤さん。

知人も埋もれ気味。

何度も転び、息も絶え絶えのなか撮影だけは…。

帰りはボードのガイドが豪快な滑りを。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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