佐渡島・杉の原生林と春のお花いっぱいのトレッキング その1

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投稿者
新宿東口店 新井 康之
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日程
2012年05月24日 (木)~
メンバー
新宿東口店 新井康之
天候
はれ
コースタイム
関のゲート9:00~関の大杉9:50~金剛杉10:40
~大王杉11:50~タコ杉12:15~昼食~関のゲート14:25
コース状況
残雪はホンのわずか。
ハイカットのトレッキングブーツならOK。

『王様の小路』は、ルートが不明瞭。ガイドさんからはぐれない様に!

ルートは公開不可なのです。申し訳ありません。
難易度
Google Map

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感想コメント

洞爺湖サミットで紹介された佐渡の杉の巨木群。
ずっと行ってみたいと思っていたのだが、残念ながら新潟大学の演習林内。
許可がないと入れないのだと思っていた。

ところがよく調べてみると、現地の観光協会が主催するガイドツアーなら
合法的に入山できることがわかった。
どうせなら雪解け後の季節がいいと思って、この時期を待って出かけてきた。

今回ガイドをお願いしたのは『外海府ルート』。
金剛杉に逢えるのは今のところこのコースだけだ。
だがこのコース、日程的に敷居が高い。。時間的に本土からの日帰りができず
最低でも二泊三日の中日にあてるしかないのです。
しかも集合地までの足も必要。。。
今回はバイクにキャンプ道具一式を積み込んで行ってきた。

ガイドさんと合流して関集落の奥へ。
ゲートをくぐって林道の一番奥、標高400m地点まで車で入る。
歩き始めてすぐに、山のお花のオンパレード!!
花好きのハイカーならきっとなかなか先に進めないんじゃないだろうか?

ガイドさんの後についてグイグイ登っていくとまず出迎えてくれたのが
『関の大杉』。
関集落の共有林にある巨木で、実はだいぶ昔に伐採されているようだ。
雪深い季節に切り出されたため株が大きく残って倒木更新したのだそうな。

不思議な伝説のある『フランギ観音』を過ぎるとすぐに『金剛杉』。

豪雪に耐えて数百の季節を越えてきたその風格は屋久杉とはまた全く異なる
威風に満ちている。
傍らには『鬼杉』と名づけられた杉を従えて訪れた者を見下ろしていた。

もうひと登りで『王様の小路』へ。
新潟大学の演習林の中にあるこのエリアは、まさに原生林。
踏み跡もあるんだかないんだかよく分からない所を進んでいくと、大佐渡の盟主
『大王杉』が現れた。。

まっすぐに伸びた太い幹。
まわりに従える杉の木立も充分に巨木といえるサイズなのに、それらを遥かに凌ぐ
堂々とした佇まいは見る者を無言にさせてしまう。。。

佐渡という厳しい環境が育てたこの素晴らしい自然に出会えたことに深く感謝しな
がら、ゆっくりと来た道を戻っていきました。


※あまりに出会ったお花が多すぎて、別にもう一つ記録をあげました。
 そちらもぜひご覧くださいませ。

フォトギャラリー

何とも味のある標識です。

関の大杉。幹の太さ約8.5m!

こじんまりとしたフランギ観音。

金剛杉。  逢いたかったです。。

お隣に鬼杉。

演習林管理林道には雪が残っていました。

・・・で、大王杉。。  圧巻です。

最後に、タコ杉。

タコ杉の中は覗けますww

タコ杉の向こうには両津湾が見えました。

雪渓を下ってガイドツアーは終了。

チゴユリ。このコは何故か上を向いてました。

ユキザサ。雪の結晶みたいな小さなお花が集まってます。

ヤマエンゴサク。こうみえて、ケシの仲間。

エチゴキジムシロ。いかにも春らしい黄色いお花。

ハナイカダ。真ん中のが花なんです。

ホウチャクソウ。葉っぱの裏にさがっているので、見つけにくいのです。。

クマガイソウ。なんとも不思議なお花です。

ザゼンソウ。ミズバショウの色違いみたいですね。

ツクバネソウ。きれいに輪生した葉っぱが特徴です。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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