インドネシア ロンボク島 リンジャニ山(3726m) 前編

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投稿者
川﨑 哲郎
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日程
2012年05月31日 (木)~2012年06月02日 (土)
メンバー
京都店 川崎 その他1名
天候
晴れ 時々 曇り
コースタイム
1日目 スンバルン村1100m(1:45)POS1(0:45)POS2(1:00)POS3
(2:30)スンバルン側クレーターリムキャンプ地2639m 標高差+1500m

2日目 キャンプ地2639m(4:00)頂上手前3650m(2:00)キャンプ地
(2:30)スガル・アナ湖2000m(2:40)スナル側クレーターリムキャンプ地2641m
 標高差 +1600m -1700m

3日目 キャンプ地2641m(2:00)POS2(2:30)スナル村600m 標高差-2000m
コース状況
トレイル自体はよく整備されており歩きやすかったです。日本の山
に親しんでいる方であれば難しいところはほとんどありません。

頂上への道は日本で言う富士山の「砂走り」を登っていくような道で、
一歩一歩が火山の砂に埋まり中々進みませんので呼吸を整えながら
ゆっくり進みましょう。

富士山と同じくストックとスパッツはあったほうが良いです。
ヘッドランプと防寒着は必須。今回は風がきつく、夏の富士山よりも
寒い思いをしました。

3日間を通して標高差の大きいロングトレイルですので、
体調をよく整えて行きましょう。

【1日目】スンバルン村~クレーターリム
1500mアップの初日ですが、最初は草原のような丘を登りますので、
それほどきつい感じではありません。休憩所もところどころあり
休みながらいけば問題ないでしょう。日をさえぎるものがないので
熱中症にならないよう気を付けましょう。帽子は必須。

POS3を過ぎると急登となりますがあわてずゆっくり歩きましょう。
登り切ればクレーターの淵に出て美しい湖を望めます!

【2日目】スンバルンクレーターリム~頂上~スガルアナ湖~スナルクレーター
このトレッキングのハイライト!午前2時にキャンプ地を出発し頂上を
目指します。火山特有の黒い砂質や砂礫でとても地盤がゆるく、歩いても
歩いても下にずり落ちるようなトレイルです。角度も急で稜線の細いところも
ありますので十分注意しましょう。

頂上アタックを終えると今度は眼下に見える湖まで標高差1700mを
一気に下っていきます。湖までのトレイルはのどかで、美しい景色を
見ながら楽しみましょう。湖ではランチブレーク。水遊びをしながら
ゆっくり休憩。一部渡渉があり靴を脱がなくては渡れないところがあります。

ランチを終えると再び対岸のクレーターリムに登るための急登になります。
標高差は600mぐらいですが、長時間歩行の疲れがでますのでこれもゆっくり
登りましょう。登り切ったあかつきにはこのトレッキングで最高の景色が
待っています。

リンジャニサミットに、美しい湖、荒々しい火山など全てが一望。反対側には
バリ島のアグン山や3つに並ぶ小島などが見渡せます。

とにかく2日目はアップダウンが激しいので体調を整えて臨みましょう。

【3日目】スナルクレーターリム~スナル村
朝、もう一度リンジャニ山の美しい景色を堪能したら、あとは下るだけ。
日本のような急なくだりは少なく歩きやすく感じました。標高差2000mの
くだりにしては、楽だったような気がします。コースタイムは7時間と
ありましたが、そんなにはかからないと思います。最後はジャングル
トレッキングが楽しめます。
難易度
Google Map

より大きな地図で リンジャニ山 を表示
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感想コメント

今回は残念ながら強風のためサミット登頂は果たせませんでした。
3650m付近まで登り、あと20分ほどで頂上でしたが、ガスが濃く景色は望めそうもありませんでした。
また強風で立っているのもやっとな状態で、気温も相当に低く、天候回復を待つのも厳しかったのであきらめました。

しかし、このトレッキングの一番のハイライトはなんと言ってもスナル側のクレーターリム
から見る絵画のように美しい景色でしょう。天を突くリンジャニ山に、美しい湖、クレーター
中心にある火山など変化に富んだ風景でトレッカーを楽しませてくれます。

サバンナのような草原、荒々しいリンジャニサミット、湖、熱帯のジャングルなど一度にいろいろなと気分を味わえる楽しいトレッキングでした。

下山後には珊瑚礁のビーチやマッサージで疲れを癒せますよ~!

フォトギャラリー

リンジャニ山と湖に浮かぶ火山

ちゃんとした車で送迎してくれます

車窓からのリンジャニ山

エントリーチケット

いざ、出発。リンジャニ山には雲が・・・

赤道直下だけに暑い!

休憩所。ボロい。

第二休憩所。ここでランチです。

野菜を用意してます。

焚き火で茹でてくれます

昼食は「ガドガド」というインドネシア料理。ピーナツソースが絶品!

急登を登り切ると・・・

今日のキャンプ地

寝袋とマットは快適でした。

明日目指す頂上は雲の中・・・

翌朝、頂上アタックはガスの中。

一瞬の晴れ間にご来光が!

あと少しのところで頂上を断念。風が強くて危険でした。

少し下ると晴れていました。(後編へ続く)

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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