雨のチンネ左稜線
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2012年09月05日 (水)~2012年09月06日 (木)
- メンバー
- 天候
- 5日・晴れ 6日・雨
- コースタイム
- 5日 室堂08:35~雷鳥沢~剱沢~長次郎谷出合~14:15熊の岩
6日 熊の岩04:00~04:30池ノ谷乗越05:10~三ノ窓~06:00チンネ左稜線取付(2ピッチ目で敗退)08:00~三ノ窓~池ノ谷乗越~09:00熊の岩10:45~長治郎谷出合~剱沢~雷鳥沢~16:15室堂
- コース状況
- 長次郎谷雪渓は薄くなってる個所があり、崩落に注意。
- 難易度
感想コメント
前回の滝谷から5日後、今度は剱にやって来ました。
長い長い長次郎谷を詰めた先の熊の岩は本当に良いテントサイトです。
3時に起床して空を見ると星が瞬いており、これは行けると確信。
4時に熊の岩を出発。夜明けまで池ノ谷乗越に待機して、辺りが白み始めてから池ノ谷ガリーを下降して三ノ窓に出ました。
三ノ窓から見る見事な朝焼け。しかし、この15分後にガスに包まれ、雨に降られることになるとは…
チンネ左稜線の1ピッチ目(Ⅲ級)を左から巻いて登り、テラスで装備装着。
だんだん雲行きが怪しくなり、雨がポツポツと降り始め、
雨は避けられないと思い、レインウェアを着てハーネス装着。
しかし、ポツポツ降っていた雨は次第に本降りになり、壁はびしょ濡れ。凹角には小川が流れる有り様。
2ピッチ目のビレイポイントで3人で相談。A0使えば登れないことはないけど、それでは全然楽しくないクライミング。というより、高所作業だという結論に達し、下降することにしました。
2泊3日では、時間的な焦りを感じずにフルに行動出来るのは2日目だけ。
「来年はもっと長く休みを取って、この一帯のルートを登り尽くそうぜ!」
必ずリベンジを誓い、剱を後にしました。
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