尾白川アイスクライミング
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21~22で八ヶ岳東面の天狗尾根をやろうと思っていたが、その前の東京も含め積もった雪の影響と天気の悪さにより、あきらめて、まだましだった尾白川にアイスに行きました。
下からいつもと違い雪は多く、林道ゲート手前で仮ゲートがあり、そこから歩いて行くのでした。
チェーン巻いてもタイヤが浮いて泳いでいる中、結構頑張って上がり、ここまでで第一関門な気持ち。
ツボ足にて踏み跡はあったのでたどり、途中で刃渡りが見えるのですが、翼が片方しかありません。上の滝は確認出来ない感じなので細いのでしょう。不安になる中、錦滝の氷が見え、ひと安心。先客がいました。テントを張り、貧弱な刃渡りに行くか手前で登るか話し合います。ベータ~先に踏み跡はありません。ラッセルしてあれを登るのか、、、と思うと気持ちが萎えました。
ガンマは雪で埋もれてるだろうし、ベータ、松竹梅は登ってないし、ベータ行こう!て話になり、私からリード、友人の順のオーダーでアイス1年生を挟み、行きます。
3P目私がスクリューをいまいちながらもましなとこに出だしに打ち、バイルを一手上に刺すと、間髪開けず、水が顔面めがけて大放出。まるで公園の水飲みのようです。たまらず雄叫ぶと、友人が『やめやめ、止めたほうがいいよ』と言ってくれ、クライムダウン、巻くことに。腰ラッセルしながら右岸の尾根に上がり高巻こうとしますが、尾根へ上がったとこであほらしくなり、上も貧弱だとわかってながら行くのも面白くないので、懸垂して降りて、ガンガノに行きます。ガンガノは他のパーティーは消えて、二ピッチ目に行きます。友人不発で申し訳ないので、友人リード。
ここも登れますが、発達いまいち。
で、せっかくなので、私は研いだノミックを使ってみます。恐ろしい刺さり具合です。この傾斜ではいらないでしょうが、これは武器です。刃を替えた旧クオークもこんな柔らかい傾斜がない氷ならこれでよいと思いました。アイゼン+靴が前期と変えてダート+スポルティバ→スティンガー+スカルパに変えて、繊細さが今一つで、ちょっと乗った感覚が遠いですが、歩くのが楽です。正直ダートのほうが硬く、刺さるし刃先形状的に乗れるし軽く、登れますが、この傾斜ではあまり差はありません。難しいグレードの立ち込める感じは慣れないとなさそうです。アルパインアイスにはよさそうです。
ガンガノは上は凍ってないらしく(先行から聞いた)、テントで酒盛りです。
夜半から雪、踏み跡埋まる。朝も止まず。撤収しました。
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