お正月の小富士
- 投稿者
-
新井 康之
瑞穂店
- 日程
- 2011年01月01日 (土)~
- メンバー
- 新宿西口店 新井康之
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 馬返しゲート07:10~グランドキャニオン入口07:25
~尾根取り付き07:45~小富士斜面下08:20
~小富士頂上09:00~須走五合目09:30
~馬返しゲート10:30
- コース状況
- グランドキャニオンまでは前回同様あざみライン北側の人工沢沿いを直登します。
積雪は足首くらいまで。締まっています。
旧馬返しの少し先から標識に従ってグランドキャニオンへ。
しばらくはトラロープ沿いに進みますが、すぐに大きな涸れ沢にいく手を阻まれます。
この涸れ沢を詰めていくとグランドキャニオンと呼ばれる深い侵食地形にでます。
グランドキャニオンの突き当たり、ちょうどY字の真ん中の尾根に取り付き笹薮を抜けると
小富士へ一直線に走る尾根上に出ます。
日当たりのいい尾根なので積雪量は少ないようです。
樹林帯を抜けると富士山らしい細かい溶岩石の砂礫の斜面です。
ここに雪が付いていると殆どの場合凍っているのでアイゼン・ピッケルが必要ですが、今回
は大丈夫でした。
落石に注意しながら急斜面を登っていけば、小富士山頂までほんの少しです。
小富士からは南へトラバースするように須走五合目をめざします。
取り付きは富士山側の樹林の切れ目にあります。
夏用の標識を見落とさないように注意しながら進むと五合目売店のすぐ脇に出ます。
- 難易度
感想コメント
今年の元旦は富士山に出かけてみました。
…といっても『小富士』ですが。。。
富士山には沢山の寄生火山があります。
大昔からその広大な裾野のあちこちでポカポカポカポカッと、
噴火がある度に小さな小山が出来上がってしまうんですが
それが寄生火山と呼ばれているようです。
特に北西と南東の裾野には沢山あって、いちばん有名なのは
御殿場口の『宝永火山』ですね。
今回の『小富士』も、そのひとつ。
須走口五合目のすぐ脇にポッコリと、あります。
無雪期なら五合目から(下って)行ける山ですが
今日は馬返しから直接登ってみました。
前回同様、馬返しのゲートに車を停めて
まずは『グランドキャニオン』の入口を目指します。
深い谷の中は空気もひんやりです。
そこらじゅうで小石が落ちて、パラパラと音を立てています。
突き当たりの尾根に取り付いて藪をかき分けて登っていきます。
尾根筋も明瞭になってくる1650㍍あたりからは樹間も広くなって
歩きやすくなり、やがて無木立の小富士の斜面へ。
風がきつくなって、一気に体温が奪われそうです。。。
ウェアリングを見直してもうひと頑張りすれば、小富士の山頂に到着です!
小富士からはまた森の中をトラバースしていくと須走口五合目に。
あとはスキーに履き替えて、一気に下って帰りました。
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