奥穂高岳~西穂高岳縦走

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2012年09月24日 (月)~2012年09月25日 (火)
メンバー
天候
一日目・曇り、二日目・晴れ
コースタイム
一日目
上高地バスターミナル-(35分)-明神館-(35分)-徳澤園-(45分)-横尾山荘-
(50分)-本谷橋-(75分)-涸沢ヒュッテ-(45分)-ザイテングラード取り付き点-
(55分)-穂高岳山荘

二日目
穂高岳山荘-(45分)-奥穂高岳-(50分)-ジャンダルム-(75分)-天狗のコル-
(150分)-西穂高岳-(45分)-西穂独標-(45分)-西穂山荘-(115分)-田代橋-(25分)-上高地バスターミナル
コース状況
上高地から横尾山荘までは、ひたすら林道歩きでほぼ平坦です。横尾から涸沢も迷いやすい所や危険な箇所はなく、コース上、特に問題はありません。涸沢の上部から穂高岳山荘までは、ザイテングラードと呼ばれる岩場がありますが、ここは足を滑らせないように、注意が必要になってきます。
奥穂高岳~西穂高岳間は、一般登山道としては日本屈指の難ルートと言われていて、痩せた尾根の断崖絶壁が続き、高度感があります。足を滑らせたりバランスを崩したりしないように、特に注意が必要です。ルートを示す〇印が、岩にペイントされているのですが、少し分かりにくい所もあるので、周囲をじっくり観察しながら進む必要があります。浮き石も多いです。天候が悪い時は、やめた方がいいかもしれません。また、西穂高岳を通過した後も、岩場はしばらく続くので、気を抜かないようにしましょう。
難易度
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感想コメント

憧れのジャンダルムのルートを無事に通過できて嬉しかったです。奥穂高岳~槍ヶ岳の縦走で通る大キレットと、高度感や危険度はあまり変わらない気がしましたが、それが長く続くので、緊張感で精神的に少し疲れたように思います。その反面、達成感も大きかったので、ぜひまた行きたい!そう思えました。

フォトギャラリー

横尾大橋。ここから涸沢を目指します。上高地バスターミナルからここ、横尾までは平坦な林道をひたすら歩きます。11kmあるそうです。

涸沢ヒュッテから穂高連峰を望む。晴れていたらもっと綺麗だったでしょう。

カール地形も美しい。一番右のピークは前穂高岳。

ザイテングラードの登り。落石や浮き石に注意しましょう。

穂高岳山荘にお世話になります。

奥穂高へ登る途中で見えた、西穂高への縦走路。一番左のピークがジャンダルムで、西穂方面へとその稜線を落としていきます。見てはいけないものを見てしまった気が・・・。

ひとまず、奥穂の山頂へ。この日の展望は素晴らしく、周囲のほとんどの山が見えました。ガスで全く景色が見えなかった前回のリベンジ、ここで果たします。

さあ、西穂へと出発です。迫りくるジャンダルム。

ロバの耳と呼ばれている箇所を通過します。

やりました!まずは最初の目的達成です。バックは奥穂高岳。

稜線を右奥へ辿っていき、最後のとんがったピークが西穂高岳。中央上部、噴煙を上げる焼岳。左上、長い裾野を広げる乗鞍岳。その後ろにかすむ御岳。ゴージャス!

振り返ってジャンダルム。右は奥穂高岳、左は槍ヶ岳。

行くも帰るも断崖絶壁。ならば前へと進みます。

斜面に人の姿が・・・。あそこもコースのようですね(実際、そうでした)。

何度も登降を繰り返しながら、少しずつ高度を下げていきます。

もう少しで西穂高岳山頂です。

西穂高岳に到着です。難所を抜けて、ほっと一息。ただし、徐々に緩やかになるとはいえ、まだしばらく岩場が続くので、気は抜かないように。

ハイマツの群落が斜面を覆ってくると、

程なくして西穂山荘に到着です。

西穂山荘からは、ひたすら樹林帯の中を下り、西穂高岳の登山口に到着です。無事で何より!

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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