北アルプス　燕岳

今年の紅葉はかなり良いと聞いたので、白く綺麗な山容と紅葉のコラボが楽しめればと思い、燕岳に行ってきました。

平日なのに中房温泉にある駐車場にとまっている車の多さにビックリ。さすが北アルプスでも人気の山です。
山を見上げると上部は濃いガスの中で「頂上からの景色は無しか…」と、がっかり気分で登山スタート。
今回歩いた合戦尾根ルートは北アルプス三大急登の１つ。登山道は出だしからなかなかの斜度があるので、体が登山モードになるまで少し辛いです。

富士見ベンチで富士山を見ながら休憩しようと思い、途中にある３箇所のベンチは通過。所々にある紅葉した木を眺めながら頑張って富士見ベンチに着くと、そこはガスの中で富士山どころか何も見えずにがっかり。
エネルギー補給をし、気を取り直して出発。合戦小屋を過ぎて尾根道に出るとガスはだいぶ晴れて青空と綺麗な紅葉の道になり、テンションもアップ。傾斜も緩やかになり足どりも軽く、気がつけば燕山荘に到着です。

山荘から見える槍ヶ岳をはじめとする北アルプスの雄大な山々と、燕岳の白く美しい山容に感動。しばらく景色を堪能し、燕岳へ向かいました。
燕山荘でまったりしてしまったせいか、燕岳までの道が意外にキツかったです。
頂上からの景色は素晴らしかったのですが、人が多かったのであまり長居をせずに退散。
燕岳から見ると、表銀座縦走コースの西側は雲もほとんどない青空なのですが東側は濃いガスがかかっていて何も見えず、対照的で不思議な景色でした。

今回はピストンなので登ってきた急登を下って帰ります。斜度があって段差が大きい場所もあるので、バランスの補助と足の負担軽減にストックが大活躍。ストックやステッキは、このコースでは必需品だと思います。

私が登ったときは紅葉のピークを少し過ぎていましたが、紅葉・青空・北アルプス山々と素晴らしい景色が見られたとてもよい山行でした。
これから紅葉が見所の山もあるので、皆さんもぜひこの時期だけの紅葉登山に行ってみてください。