山梨県甲府・要害山から兜山へ

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投稿者
新宿東口店 新井 康之
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日程
2013年01月18日 (金)~
メンバー
新宿東口店 新井康之
ほか友人1名
天候
はれ+冷たい北風
コースタイム
武田神社~(40分)~積翠寺~(40分)~要害山
~(40分)~本線合流~(10分)~深草観音~
(20分)~岩堂峠~(90分)~兜山~(60分)~
林道合流~(40分)~山梨市駅
コース状況
4日まえの大雪でほぼ全面が積雪。平均くるぶし上。
深い所はひざ上まで。
片斜面のトラバースや傾斜のきつい登りでは6本爪では
やや難しい。
途中からはトレースも消えていたので、地形をよく読んで
読図できないとミスコースするでしょう。
このようなコンディションでは不慣れな方は引き帰すべきかも。。。

雪さえなければ、里山歩きレベルです。
難易度
Google Map

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感想コメント

静かで余裕のある山歩きがしたくなって、前から目をつけていた
山梨県の要害山に出かけてきた。

地元の青梅の長渕丘陵にも同じ名前の山がある。
『要害堅固』の四字熟語にあるとおり、どちらもその昔は砦が作
られていたのでこの名が残っているのだろう。
青梅のはあまり有名でないが、甲府の要害山はかの武田信玄公の
ゆかりの地。新田次郎の小説『武田信玄』にもその記述がある。
若き日の信玄公が馬で駆け抜けたその地に思いをはせて、のんび
りと冬の陽だまり散歩としよう、と目論んだのだが。。。

関東一円を混乱させた1・14の爆弾低気圧。
その猛威はここ甲府にも例外なく及び、山は一面の銀世界だった。
とても「散歩」とか言っていられる雰囲気ではなかった。

要害山への登山口からがっつりとアイゼン装着。本気モードだ。
先に進むにつれて積雪はどんどん深くなる。
深草観音を前にしてとうとうトレースも途絶えてしまった。
まだ雪は締まっておらず、ふかふかのパウダー状態。
まさかこんな里山で膝ラッセルをさせられるとは夢にも思って
いませんでした。

予想以上に体力と時間を喰われ、兜山はカットしてそのまま下山
も考えたのですが、富士山の展望をどうしても見ておきたくて
バテ気味の脚にムチ打って第二ラウンドの急登へ。
頑張った甲斐あって、きれいな富士山を楽しむことができました。

兜山からの下りは岩場に切れ落ちていく難所です。
クサリが出てくるあたりからは日当たりが良いので、雪も無くなって
いました。早々にアイゼンをはずして慎重に下っていきます。

林道に出たのはもう陽が山の向こうにまわった3時過ぎ。
結局、今回も一筋縄ではいかない山歩きになってしまいました(T_T)

フォトギャラリー

今日はここから。武田神社からトコトコ歩き出す。

朝のピーンとした空気が境内に張りつめていました。

舗装路を登ってのぼって、積翠寺。

人なつこいネコさんが出迎えてくれましたw

これから登る要害山。まんまる山だ。

登山口からもうこの雪ぐあい。。。

気持ちよーくガシガシ歩きます。

・・・で、いつもの感じで要害山♪

武田信玄公生誕の碑にもご挨拶。 つか、雪多くないですか??

ちょっと不安になりながら、とりあえず先へ進んでいく。

本線に合流。もう雪の量はふくらはぎ下まで増えてきた。

静寂に包まれた深草観音。この辺りからもうトレースも無くなりました。

6本爪では深雪の斜面はキツイ。。。前爪が欲しい。

もう足跡は自分のだけ。

あ。シカとかタヌキとかのもありました。

兜山への途中、真っ白な富士山☀

・・・で、兜山。すましたカオしてますが、もうかなりバテてますw

でも、気持ちのよい森歩きは、ココロ癒されますw

陽の傾きに追われるように下山を急ぎます。林道に合流するとホッとします。

山梨市駅への途中、振り向くと兜山が。ほんとに兜っぽい山姿ですね。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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