横岳(三叉峰)・杣添尾根

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2013年01月23日 (水)~2013年01月24日 (木)
メンバー
天候
はれ/くもり
コースタイム
1日目 八ヶ岳高原ロッジ(30分)横岳登山口(180分)2600m幕営地
2日目 幕営地(120分)横岳・三叉峰(150分)八ヶ岳高原ロッジ
コース状況
序盤の別荘地が細かい道が多く迷いやすい。予想外に時間を取られるかも。入る人が少ないコースのためか、けっこう潜る箇所が多い。平均してふくらはぎぐらい、稜線でも吹きだまりはひざぐらいまで潜る。道幅がわりと広い尾根なので、それほど危険箇所はない。三叉峰直下は傾斜もきついのでアイゼン、ピッケルなど冬山装備は必要。
難易度
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感想コメント

八ヶ岳の東面から登ったことがなかったので、比較的簡単に登れそうな杣添(そまぞえ)尾根から横岳を目指しました。

JR最高地点を誇る?小海線の野辺山駅から、登山口に近い八ヶ岳高原ロッジまで無料送迎バスが出ている(要予約)ので、利用させて頂きました。ロッジに宿泊するわけでもないのに乗っていいのかな…せめて館内のお土産屋さんぐらい利用させてもらおうかな…と思っていたらロッジは休館日!なのに快く予約を受けてくださり、本当に感謝です。いつかロッジも利用させていただきます!

ロッジから登山口までは車で踏み固められた雪道を30分ほど歩きます。ここが一番滑るかもしれません。
登山届のポストがある横岳登山口に入っても、ここから人様の別荘の間を縫って進むような感じで、登山道っぽくはありません。枝道がたくさんですが、基本的にほぼまっすぐ。

杣添尾根は下半分はひたすら樹林帯の登りですが、それほど急登ではなく、人も少なく静かな歩きが楽しめます。夏は日帰りで横岳に登れる最短ルートですが、冬は雪の状態に大きく左右され、早朝に出発しないと日帰りは難しそうに感じました。雪が安定しないうちはわかんやスノーシューがあるとだいぶ楽になりそうです。
2600mぐらいからは視界も開けて、目指す横岳や赤岳の真っ白な姿に元気をもらいました。振り返れば野辺山の里や富士山も見えます。今回は日が昇るタイミングでモルゲンロートも楽しめて、快晴だったのでとても気持ちのよい尾根でした。
東面は西面に比べて風もずっと弱く、時間に余裕があればゆっくり休憩もできそうです。
三叉峰から奥ノ院を往復しようかと思っていましたが、鎖やはしごも埋まっているように見えたので今回は見送りました。またいつか技術を身につけてチャレンジしたいです。

フォトギャラリー

小海線、野辺山駅から見た八ヶ岳。左が赤岳、中央が横岳の岩峰群。そこから手前に延びる尾根が杣添尾根。

ロッジから林道を30分ほどで登山口。

別荘地の脇を抜けていくとようやくそれらしき道標が。

トレースはありますがそれでもけっこう潜るのでスノーシュー装着!

また林道に出て橋を渡るとようやく登山道に。

新しいお一人のトレースが。ありがたく使わせていただきます。

標高2500~2600mあたりの適当なところでツェルトを張りました。

2日目は、朝5時過ぎに出発。横岳を目指します。

東の空が明るくなってきて・・

日が昇りました!登ってきた尾根も一望できます。

こちらは富士山。東面から登るとこんないい点もありますね。

赤岳も染まっていきます

きれいですね~

そして三叉峰到着!八ヶ岳の主稜線に出ました~

三叉峰から横岳・奥ノ院方面。鎖やはしごも埋まってそうだからここまでにしておきます。

北アルプスの壮観な山並み

三叉峰から富士山

杣添尾根を戻ります。気持ちのよい尾根です

あっという間に下まで降りてきて横岳を振り返る。おつかれさまでした。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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