長野県 浅間山(積雪期) 敗退
- 投稿者
- 梅原 操
- 日程
- 2013年02月12日 (火)~2013年02月12日 (火)
- メンバー
- 千葉パルコ店 梅原
- 天候
- 曇り ときどき 晴れ
- コースタイム
- 登り:天狗温泉⇒【125分】⇒火山館⇒【105分】⇒標高2350m地点
下り:標高2350m地点⇒【65分】⇒火山館⇒【65分】⇒天狗温泉
- コース状況
- 登山道にはスタートからしっかりと雪があり、降雪後や夏道を外れるとかなり足が雪に埋まるのでワカンも持って行くといいと思います。
全体を通して危険箇所はありませんが、踏み後や夏道が消えているとルートが分かりづらくなるので注意が必要です。
樹林帯を抜けると猛烈な風が吹きつけてくるので、浅間山の斜面を登り始める前にしっかりと防寒対策をしてからスタートしましょう。
- 難易度
-
感想コメント
今回は長野県と群馬県の境にある浅間山に行ってきました。
浅間山は活火山で噴火警戒レベルによって立ち入りが規制されていますが、現在は警戒レベルが1(平常)なので、前掛山まで登山できる状態です。
降雪後に歩いた人がまだいないらしく、トレースはありませんでした。出たり消えたりする夏道を歩いていると途中の分岐で道を間違えてたらしく、無駄なラッセルをして時間と体力を使いましたがなんとか火山館に到着。
しかしラッセルに苦労するのはここから先でした。樹林帯を抜けるまではほぼ平で夏道が無く、膝くらいの深さでラッセルしていてると突然股下まで埋まったり。何度も落とし穴に落ちては抜け出すの繰り返しで気持ちが折れそうになりながらも、なんとか樹林帯を脱出。
ここでアイゼンを付け、強風に備えて防寒防風対策を万全にして出発。相変わらず道が分からないのでとりあえず直登していると所々にケルンらしきものがあるので、それに目印に登っていくことにしました。高度が上がるにつれて物凄い風が吹き付けるようになり、時々立ち止まって強風をやり過ごしながら上を目指していたんですが、残念ながらタイムアップ。帰りもラッセルに苦労することを考え、途中ですが引き返すことにしました。
振り返ると自分の登ってきた足跡はもう強風で消えていました。樹林帯に入る場所が登ってきた場所とかなり離れていたため、自分のトレースを見つけるまでまた深いラッセルをすることに…ワカンを持ってこなかったことを心底後悔しました。
雪の中で1人ジタバタしつつ、なんとか火山館まで戻ってこれて一安心。ここからは今までに比べればとても楽に歩ける道。温かい飲み物と行動食でエネルギーを補給して天狗温泉に向かいました。
今回は道を間違えたりワカンを持っていかなかった為にラッセルで必要以上に時間を使ってしまったりで目的の前掛山まで行けず反省点が多かったですが、それも含めてとても楽しく良い経験ができた山行でした。
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。