九州ビギナー山行脚 井原山(冬)編

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投稿者
渡部 嘉章
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日程
2011年01月21日 (金)~2011年01月21日 (金)
メンバー
福岡パルコ店 渡部
天候
曇り時々晴れ
コースタイム
キトク橋(100分)井原山山頂(180分)

今回、往復とも途中に休憩を入れませんでしたので参考にならないと思います。すいません…。
コース状況
「ラッセルが大変だった…」と言う時期は過ぎておりました。積雪量はあるものの、6本爪アイゼンがあれば、楽しい雪上歩行が体験できます。ただ、雷山縦走路及び洗谷コースは倒木が多く、ラッセルも深いので、厳しいでしょう。私、洗谷コースに行きたかったのですが、倒木の多さに閉口し、強引に隣の谷筋にトレースをつけてしまいました。すいません・・・。ワカンの跡を見て進入すると、登山道に合流する手前辺りがかなり悪くなっているので危険です。当然の事ですが、無理であれば登り返す事を前提に、時間と体力を計算し、10本爪アイゼンなどの装備があっての行動ですので、御注意下さい。
難易度
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感想コメント

基本的に大好きな山なのですがあまり晴天に恵まれず、今回も眺望はあったものの、やはり快晴とは言い切れない天候でしたが、時折雲間から日差しが差し込み、気持のいい登山ができました。気温は-1℃。積雪量は期待したほどの量ではなく、楽しいラッセルはできませんでしたが、普通の雪山登山にはもってこいのコンディションです。今回のコース以外ははっきりとした事は言えませんが、お客様のお話では、井原山・雷山共に山頂までは難なく行けそうです。唯一の難コース、洗谷コースを偵察したかったのですが、縦走路からの進入口に辿り着けず、しかも手前の谷筋を下りたので、登山口の様子も見ることができず、中途半端な山行になってしまいましたが、個人的にワカンを装着し、普段は行けないコースを歩けたので満足してます。これから刻一刻と山の様子が変化していくので、初めて過ごす九州の冬の(珍しく雪の多い)山を楽しみたいと思います。
追記:山頂直下でモンベルの「U.L.ドームシェルター2」のポールセットを拾いました。警察に届けておいたので、心当たりのある方は届け出てみて下さい。

フォトギャラリー

出発地点のキトク橋の駐車場です。雪も無くてよかった。

林道に入るとある橋にはちょっと多目の雪。まだまだアイゼンはつけないでも問題無し。

水無駐車場へ向かう道との交差点。ここ辺りから積雪量が増えるだろうと期待が募ります。

春には爽やかな瑞梅寺川沿いの登山道は沢の音を聞きながら、何度か川を渡ります。滑り易いので注意が必要です。

アンの滝は氷結していませんでした。

川から離れここから傾斜はキツくなっていきます。が、「腰までラッセル」とは程遠い、しっかり踏まれた登り道。

登りきったら、いつものベンチは雪の中。微かに座面が確認できるくらいで、役には立ってない状態でした。

水無への分岐点。ここから尾根歩きです。多少雪は深くなってきましたが、ツボ足で全く問題なし。

コバノミツバツツジが道を塞ぎ歩き難い…。春の事を考えてなるべく枝を折らないように進みます。が、限界もありました…。

山頂に到着。ここまではラッセルどころか、堅めの登山靴を履いていたので、アイゼンさえ装着せずに登りました。基本的には6本爪が必需品です。

雷山方面は通行不可…。予定の洗谷コースでのラッセルを諦め、ワカンを外そうかと思った時、左上に赤テープ発見!ここぞとばかりに突入開始!!

明るい谷筋です。徐々に傾斜はキツくなり、ワカンをつけても膝まで沈みます。結構高巻きしないといけない箇所も出てきます。

大分下ってきました。この辺りでは雪の下には水が流れ始め、だんだん沢筋をワカンで歩くのは難しくなってきました。10本爪アイゼンに履き替えるか悩み処です。

結果的にワカン一辺倒で下り切りましたが、雪がかなり深い時期限定コースです。下りた場所は、登山道でアンの滝を過ぎた所にあるベンチの右でした。無事に下山できました。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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