北アルプス 雪の燕岳

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2013年11月26日 (火)~2013年11月27日 (水)
メンバー
天候
26日曇りのち雪 27日曇り時々晴れ
コースタイム
26日:中房温泉登山口(295分)合戦小屋(テント泊)
27日:合戦小屋(90分)燕山荘(45分)山頂(35分)燕山荘(35分)合戦小屋
   (130分)中房温泉登山口
   (小休止・アイゼン脱着時間含む)
コース状況
第一ベンチまではほとんど雪は無いですが、凍結箇所がありますので注意が必要です。
第二ベンチ手前からアイゼンを装着しました。
26日は新たな積雪がなかったので、氷の上を歩いている感じでした。
26日~27日にかけて積雪がありましたので、合戦小屋以降、前日のトレースは消されている状態でしたが、それ以前のトレースのお蔭で新雪の下の雪はしっかりと締まり、歩きやすい状態でした。
積雪量は多くないので、森林限界を出るまでは夏道が分かる状態です。
燕山荘から山頂までの稜線は、非常に風が強く、雪が飛ばされているので土や岩が露出している箇所もあります。

合戦小屋・燕山荘ともに営業は終了しています。
燕山荘には冬期小屋があります。
合戦小屋には入れませんが、トイレは利用できます。(男性側のみ)

登山口のトイレは入山時は使えましたが、下山時には閉鎖されていました。
裏手に冬期トイレがあります。
中房温泉立ち寄り湯の営業は27日16時まででした。

県道中房線は12月2日から閉鎖予定でしたが11月29日からに前倒しになったようです。
以降、燕岳へ行く場合は宮城ゲートから徒歩でのアプローチになります。
http://www.pref.nagano.lg.jp/azumiken/doro/doro.html

以上は11/26~27のコース状況ですので、今後の積雪状況により日々変わっていきます。
難易度
Google Map

より大きな地図で 20131126燕岳 を表示
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感想コメント

今シーズンの雪山は北アルプス燕岳から。
比較的初心者でもチャレンジしやすいことから、北アルプスの雪山デビューにもよく登られている山です。
県道中房線が閉鎖される前のこの時期がねらい目!

当初、燕山荘にテントを張る予定でしたが、富士見ベンチを過ぎたあたりから強風を受けだし、合戦小屋に着くころには雪もかなり降り出しましたので、稜線でのテント泊はやめて合戦小屋で幕営。
まだ昼過ぎでしたのでまったりとしたテントタイムを楽しみます♪

晩ご飯は冬の定番、お鍋♪
固形の鍋キューブを使うととってもお手軽です。
雪山での食事は「外で・・・」とは言えませんので、テント内の換気には十分気を付けましょう。

明け方テントを揺らす強風に起こされましたが、うっすらと星も見え、麓の夜景もきれいでした。
朝はすがすがしい太陽とすっきりした青空にテンションがあがります!
が、出発するころには曇り始めました・・・

登っている間、どんよりとした曇り空で期待はしませんでしたが、高曇りだったので景色はばっちり見れました。
高度があがるにつれ、富士山や南アルプス、八ヶ岳の山並みがどんどん広がっていきます。
大天井までの稜線越しにひょっこり槍の穂先が見えたり。
燕山荘までたどり着くと槍穂から立山・剱までの山並みがどぉ~ん!
その向こうから押し寄せて来る雪雲は見たくありませんでしたが・・・

稜線に出るとさすがに風がキツイので、手前で防寒・暴風対策をしっかりと。
燕山荘の入り口前はちょうど風下になっていました。
燕山荘から山頂は常に強風にさらされっぱなしです。

終始どんよりしていた天気も山頂付近でご褒美のように青空へ。
それも長続きはせず、雪雲が押し寄せてきているのでさっさと下山。
駐車場に着くとともに雪が降り始めました。

出発までは毎日天気図とにらめっこしながら行き先を散々悩みましたが、今回は燕岳に呼んでいただいた気分です♪

フォトギャラリー

雪の燕岳へ!

中房温泉の登山口。温泉も27日で終了です。

登り始めて早々に凍結箇所。しばらくはアイゼンなしで慎重に進みます。

第一ベンチを過ぎてからアイゼン装着。

第三ベンチでやっと半分。雪も増えてきました。

つららがいっぱい。

合戦小屋到着~風・雪ともなかなか・・・今日はここまで。

白湯鍋!栄養たっぷりの豆苗を入れてみました。〆はラーメン♪

翌朝は綺麗に晴れました♪

八ヶ岳と南アルプスの間には富士山。

広がり始める景色に写真を撮る面々。

槍の穂先!

森林限界を超えて燕山荘を目指します。

霧氷が綺麗♪

稜線に出ると西側の景色がお目見え。しかし、風邪が強い~

イルカ岩も寒そう。

山頂到着!360度の展望です♪

青空になりました♪

黒雲がやってくる前に退散!

ふわふわ新雪には練乳をお忘れなく!おいしぃ~♪

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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