鳥取県 プチ遠征 伯耆大山(1709m) 登頂断念

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投稿者
酒井 健
さいか屋藤沢店 店舗詳細をみる
日程
2014年02月12日 (水)~2014年02月12日 (水)
メンバー
福岡パルコ店 酒井・友人
天候
コースタイム
駐車場(70分)五合目(10分)六合目避難小屋(80分)駐車場
コース状況
駐車場からアイゼン装着。6合避難小屋の手前あたりから雪面が多少固くなる。行者道は下るにつれ雪が膝もしくは腿辺りまでの個所あり。スノーシューがあると面白いです。

今回の天気では六合目避難小屋から上は視界10m以下。樹林帯もなく、のっぺりとした山頂でホワイトアウトになると迷う可能性がある。十分な注意が必要。
難易度
Google Map

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感想コメント

今回は長丁場になるため食料をしっかり買い込み、準備万端で鳥取県を目指した。今回は中国地方最高峰の“伯耆大山(1709m)”に登るためと、数年振りの友人との再会が目的である。

自宅を夜10時半に出発。通常であれば中国道が最短であるが、積雪と路面凍結が懸念されるというアドバイスから山陽道を選択。ナビによると約40kmほど遠周りになるが急いでいるわけでもないし安全を優先した。目的地は決めていなく、行けるところまで戦法の結果“蒜山高原”に午前4時頃到着。すでに約5時間半が経過。嫁と交代しながら運転しているが睡眠もガソリンも限界のためここでシュラフに潜り込む。午前7時、スタンドの開店時間と同時に起床。給油して出発。米子自動車道の終点“米子IC”から県道24号線に入り“大山寺”方面に向かう。

午前8時半、待ち合わせ場所の駐車場に到着。無事に再会ができ安堵すると同時に、予定よりも遅れているため早速準備に取り掛かる。
雪が降っていて頂上はガスっているのも予想はできたが、友人曰く「だいたいいつもこんな感じ。晴れることの方が珍しい」とのこと。駐車場でアイゼンを着け、登っているあいだに晴れることを期待して登山開始。すでに幾つかのパーティが入山しているので必要ない気もしたが、せっかくなのでスノーシューも持っていく。車道をちょっと歩くと左側に細いトレースができている。雪があってこその道である。それにしても久し振りに12本爪で踏みしめる足裏の感じが堪らない。勝手にテンションが跳ね上がる。やっぱり冬はこうでなくちゃ。

緩やかな登りから少しづつ斜度が上がる。途中の道標が足元の位置にあり、誰かに掘り出されたのかギリギリで文字が現れている。さらに登り“大山二合目”の柱も合の字まで埋まっている。枝という枝は幹以外すべて霧氷に覆われている。登るにつれ、風を強く感じるようになりバラクラ―バとゴーグルを取りだす。斜度もきつくなり、視界も雪煙のせいか見通しがよくない状況になってきた頃に“五合目”の柱が見えた。ここまで来ると、幹も霧氷に覆われ枝はその太さが確認できない程の雪をのせている。満開の雪である。
ここで小休止。山専ボトルで暖かい紅茶を体に流し込む。ん~沁みわたるぅ。冬は基本的にハイドレーションを使わないのでどうしても水分補給が少なくなる。なるべくこまめに止まり飲むように心掛けていても難しい。
止まっている間に上から下りてきた登山者に話を聞くと、「六合の小屋までで引き返してきた。山頂は厳しいだろうね」とのこと。せっかくなので“六合目避難小屋”まで行き、頂上に行くかどうかはそこで決めようということになった。

五合目からはだんだん木々がなくなり、風に煽られ放題のところで“六合目避難小屋”に到着。数人の登山者が小屋の前に並んでいた。大人6,7人が入ったら窮屈な感じの小さな小屋だ。その小さな小屋の中にまでしっかり雪が入り込んで30cm近く底上げされている。地元の方なのか、入口の雪掻きをしていた。友人と私もスコップで参加する。外は相変わらずの強風だが、雪掻きのお蔭で全く寒くない。むしろ心地よい。扉の開閉が可能になったところで、終了~。それにしてもキリがない。
行動食を食べながら話し合った結果、「こんな天気であれば7割の人は下る」という友人の意見により頂上は断念。残念だが、こればっかりはしょうがない。また来ればいいだけのこと。

下山は“行者コース”にルートをとり、トレースが付いていない新雪をモフモフ歩く。アイゼンで下っていたが常に膝くらいまで埋まることから、ここでスノーシュー登場。持ってきてよかった。
スノーシューのお陰でほどほど埋まらず、軽快に新雪にトレースをつける。二股手前の登山道にぶつかり、“大神山神社奥院”に到着。せっかくなので参拝し、駐車場に向かった。

~プチ情報~
今回使用した駐車場は一日500円の有料駐車場。約30台駐車可。米子ICは全く雪はないが大山寺方面は雪があります。スタッドレス必須。
12時の時点で六合目避難小屋の気温マイナス6℃。風は強いがそんなに寒さは感じなかった。

フォトギャラリー

駐車場からアイゼン装着

久し振りの雪山

風が強く吹いている

五合目にて小休止

枝には白い花が満開

登ることだけ考えている

もうすぐ、、かな

埋もれている六合目小屋

やっぱり山のシンボル

小屋からちょっとあがるともう真っ白な世界

山頂はあきらめて下山開始

ここから行者コースへ

トレースもなく膝まで埋まる

小休止後サクサク下る

腰まで埋まるヨメ この先からスノーシュー

楽しくてしょうがない、、あっっ!

ボテッ

めげずに頑張る もう少し

大神山神社奥宮が見えた

お疲れ様でした

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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