九重連山 ~初めて歩く黒岳

このエントリーをはてなブックマークに追加
投稿者
酒井 留奈
日程
2014年04月16日 (水)~2014年04月17日 (木)
メンバー
福岡パルコ店 柴田
マウントギア大名 酒井
天候
16日:曇りのち晴れ 17日:晴れのち雨
コースタイム
1日目:男池<70分>ソババッケ<60分>大戸越<30分>平治岳<20分>大戸越<45分>坊ガツル
2日目:坊ガツル<80分>段原<20分>大船山<15分>段原<90分>風穴<70分>天狗岩<30分>高塚山<140分>前岳<110分>白水鉱泉
コース状況
今回のルートの核心は前岳から白水鉱泉の下り。あまり人が入っていないせいか登山道が荒れており倒木などもそのままでかなり歩きにくくなっています。踏み跡がすくないのでルートが不鮮明なのですがその分細かく目印のテープが設置されているのでそれをきちんと確認しながら歩けば迷うことはないと思われます。今回はテント泊の大型ザックにロールマットを外付けしていたので枝に引っ掛かってばかり。よけいに時間がかかってしまいました。このルートに入る時はスマートなザックをおススメします。
難易度
Google Map

より大きな地図で 黒岳 を表示
  • スタートナビ
  • おとな女子登山部

感想コメント

九重連山でまだ行ったことのない黒岳を目指すルートを歩きました。
まずは男池に荷物を下ろして車を白水鉱泉へ。そこから地味に登るアスファルトを50分近くかかって男池まで戻りました。今日の核心はここか?!
男池からソババッケまでは緩やかな登り。コバイケイソウやヤブレガサが群生していました(まだ花は咲いていませんが、、、)途中かくし水という美味しい水場があるのでここで給水していってもいいかもしれません。ソババッケを過ぎると急な登りが続き、ひと汗かいたところで大戸越へ。あと1カ月もしたらピンクに染まるであろうミヤマキリシマで有名な平治岳をピストンして今日のお宿坊ガツルへ。ここのテント場はホント広くて気持ちいい。おまけに法華院の温泉にも入れるからさらに気持ちいい!!やみつきになるテント場です。どこのピークも目指さずただただこのテント場でのんびりするっていう山歩きもいいかもしれません。
翌日はコースタイムで8時間以上の歩き。早朝6時に出発しまずは大船山へ。段原までの登りは何回登ってもやはりきつくて遠い。何度も着いた?とだまされます(泣)そうして登った大船山からの眺めは何度きても飽きません。ついつい時間がたつのを忘れてしまいます。ですが、今日は先を急ぎます。段原から大船山の火口をぐるりと回り込むように歩き風穴まで一旦下ります。微妙に急な下りなので滑らないように注意してください。この風穴は蚕種の自然孵化を抑制しながら時期を問わず育成するために11年かけて探し出された天然の冷蔵庫。実際中に降りれるようにロープも設置してありました。覗き込むと雪が残っていてひんやりとした空気が漂ってきます。風穴にキャアキャアはしゃぎつつ天狗別れへの登りを登りはじめると一気に汗が、、、足場の悪い急な登りです。途中ロープも設置してありこれでもか、、という程登った印象です。ようやく着いた天狗別れから荷物を置いて天狗岩へ登ります。岩と名がつくだけあって山歩きというより岩登り的な感じです。へっぴり腰になりつつなんとか頂上にタッチ!天狗別れまで戻ってひと登りして高塚山へ。今日の三座目。一休みしてさあ後は前岳を通って下るだけ、、、と思っていたらここからが核心でした。人があまり歩いていないためかルートは荒れていて倒木もそのまま。大型のザックは引っ掛かってばかり。急な下りは道がザレていてここまですでに6時間以上歩いてきた足は踏ん張りがきかず滑りそう。このまま延々着かないのではないかと思うくらいバテバテになりようやく白水鉱泉へ。最後はシャクナゲの花が迎えてくれました。トータル10時間、久し振りに長い渋い山歩きとなりました。

フォトギャラリー

男池からスタート

初めはゆるやかで、、

大戸越への急な登り

ミヤマキリシマが咲き乱れるとピンクに染まる平治岳

野焼きされた坊がツルが黒く見えます

開けて気持ちのいい坊がツルのテン場

お月さまがキレイ

朝焼けに向かい行くぞ~

いつ来ても長居してしまう大船山

風穴

天狗別れへの急な登り

ここが天狗岩

ここからが核心でした

このザックとロールマットがネックでした

どこを通ればいいの?

モモがパンパンで踏ん張れない

最後はシャクナゲが迎えてくれました

無残なロールマット

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

この記事を見た人は次の記事も見ています

アクセスランキング

同難易度の登山レポート

  • スタートナビ
  • おとな女子登山部