ヒルの居ぬ間に② 大蔵山~菅名岳
- 投稿者
-
齋藤 千春
浦和パルコ店
- 日程
- 2014年05月02日 (金)~2014年05月02日 (金)
- メンバー
- 単独
- 天候
- 曇
- コースタイム
- 登山口(20分)階段コース入口(90分)大蔵山山頂(100分)菅名岳山頂(30分)
椿平(60分)登山口
- コース状況
- 大蔵山の避難小屋から先は未だ雪に覆われています。藪漕きは無いですが、気温が高く雪解けのガスによりホワイトアウトに遭遇しました。地形図、コンパス必携です。アイゼンは必要なし、スパッツもあった方が良いです。
- 難易度
-
感想コメント
ヒルが目覚める前に登っておきたい山第二弾!新潟駅からも良く見える菅名岳に登ってまいりました。標高は1,000mに満たずお手軽な筈でしたが、残雪期の罠にはまってしまいました...。
登山口から続く林道は現在整備中で、工事車両が行き交っています。大蔵山へのコースは階段コース、沢コース、急坂コース(沢コースから枝分れ)とありますが、沢コースは崩落により通行止めとなっていた為、階段コースを行きました。
登山口から20分程歩くと一段低くなって登山案内図の看板が立っています。看板の方へ進めば大蔵山ですが、話しながら歩いていると意外に見落としやすいようです。菅名山頂で出会った方が大蔵を経由するはずが、分岐に気づかず先に菅名に着いてしまったと仰っていました。
山頂に至るまでは一合目から十合目までわかりやすい標識があり、ほぼ10分ずつくらい要します。四合目からは気持ちの良いブナ林の中を進みます。ブナの緑は本当に癒されます。この時期の山の魅力は、艶やかな花よりも燃えるようなブナの新緑だと思います。
大蔵山まで早いペースで到着できたので、一気に菅名までと休憩もそこそこに出発しましたが、この先景色が一変しました。夏道は消え、白と黒の世界、また藪漕き⁉と前回の苦労が頭を過りましたが、それよりも厄介な道迷いをしかけてしまいました。雪解け後のガスが漂い完全にホワイトアウト、頼りのトレースは消えており、明後日の方向に巻きつけられた赤テープに騙され右往左往しましたが、立ち止まって冷静になり地図と周りを注意深く見渡すと夏道発見!こんな状態を2,3回繰り返しました。こういう時はまず立ち止まって一呼吸おくべきです。それにしても低山でこんな目に遭うとは思いもしませんでした。どんな山でも舐めたらあかん~ですね。そんな中でも、ガスが一瞬晴れて覗いた麓の緑と未だ白い河内山塊のコントラストは格別でした!
山頂で出会った男性はお店のお客様で、愛妻弁当のおかずを分けていただきました。ごちそうさまでした!下りは椿平を経由し、沢沿いの道を進みます。勢いよく流れる沢の音を聞きながら下るのはとても気持ちが良いものです。沢にかかった橋を7~8本くらい渡り林道まで出て終点となります。低山でも山頂と下界がこんなにも違っていて少し驚きの日帰り山行となりました。
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。