槍ルート 奥丸山経由槍ヶ岳へ(冬季ルート下見)(1/2)
- 投稿者
- 三谷 卓亮
- 日程
- 2014年04月30日 (水)~2014年05月02日 (金)
- メンバー
- (単独)
- 天候
- 1日目:雨 2日目:曇りのち吹雪 3日目:晴天
- コースタイム
- 新穂高ロープウェイ駅→(40分)→穂高平小屋→(40分)→白出沢→(70分)→滝谷避難小屋→(80分)→槍平冬季小屋(奥丸山尾根偵察後戻る)
- コース状況
- 積雪 新穂高から白出沢までは除雪されていて土と石が出ています。
そこから先は林間積雪とデブリ谷を歩くことになります。
- 難易度
感想コメント
将来的に槍の厳冬期登頂を目指して、今回は残雪期ではほとんど人の通らないルートである中崎尾根経由の槍ヶ岳を目指しました。
結果的には新穂高周辺の中崎尾根取りつき地点、滝谷避難小屋の対岸付近からの中崎尾根取り付き地点は見つかったものの、今回は槍平からの取りつき(夏道)となりました。
【1日目】
新穂高ロープウェイ駅からは、夏道を通って槍平まで向かうことになります。
あいにく朝、新穂高に降り立った時には雨が降っていました。
そして新穂高から槍に向かう登山者は他におりませんでした。
白出沢まで夏道が除雪されていました。
そこから先はそれほど多くはない踏み跡とGPS、赤テープを頼りに雪残る森の中を歩いていきました。
途中から川沿いに下降し、そこからは川沿いまたは、川の上の雪を歩くことに。
滝谷付近からは谷がデブリで埋まるような状態になっています。
この時期だからよいものの、厳冬期にはとても近づく気にはなれません。
滝谷には小さな橋が出ていました。そのちょっと上流にはスノーブリッジがあります。
踏み抜きの可能性を取るか、細い橋から落下する可能性を取るか、状況を見てリスクを選択してください。
槍平までは完全にデブリの上を歩いて登っていきます。
槍平小屋は雪で半分埋まっていました。冬季避難小屋は出入口は出ていました。
冬季小屋の場所を確認、一度休憩してから奥丸山へ取りつきました。
最初、沢沿いを直登していくと、上から細かいスノーボールがポロポロと転がってくる状況。
雪自体はサクサクと登っていける状態でしたが、途中から斜度が上がってきます。
すでにあった薄い踏み跡も沢からすぐに尾根に取りついて行っているようでした。
雨の天候と雪の状態から、「明るいうちに稜線に取りつくのは難しいかもしれない」と判断し、明日は小屋前から尾根沿い(夏道沿い)に登ることを決定。
本日は冬季避難小屋に泊まることにしました。
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