「平ッ沢(ズミ沢)足慣らし」
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2014年06月17日 (火)~2014年06月17日 (火)
- メンバー
- 天候
- コースタイム
- 駐車スペース(10分)入渓点(30分)二股(50分)三丈ノ滝(60分)大滝(40分)遡行終了点(50分)駐車スペース
- コース状況
- ■以前に比べ倒木が多くあります。また、中間部の登山道の橋が完全に潰れていました(通れますが)。よくルートを確認して進みましょう。
■並走する登山道は分かりやすいですが、ザレが多くあります。下山時は気をつけましょう。
■どの沢も、時期や水量によって登攀ラインが変わります。登攀ライン選択は慎重に、よく考えて。また、難しいと感じたら迷わずロープを出したり、巻きましょう。
- 難易度
感想コメント
シーズン初めの足慣らしを兼ね、大鹿沢平ッ沢(ズミ沢)に出かけました。
梅雨の合間を狙ったので、
① ショートルート
② コースの多様性(登攀要素、歩き等ある)
を考え選択しました。
また、今回初めてに近いメンバーが居たので、分かりやすい場所がいいと判断して、決めました。
ここは、何度も足慣らしに一人で入渓して、全ての滝を登っているので安心できます。
勿論、油断は禁物ですが。
駐車スペースから入渓点までが、わずか10分というのも魅力的です。
前半は最大腰位置までの入水で2~4mの滝を越えます。
30分程度歩くと二股に出ます。いよいよ平ッ沢のコースです。適当に進んで行くと、いくつかの滝を越えていきます。高さは4m~6mくらいの滝が殆どで、快適です。
滑りやすいホールドの処理を体験しながら、進みます。
渓相は、決して明るくないですが、時折木漏れ日が差し、山の中に居ることが実感できます。
岩は、高度が上がるに従ってチャートから花崗岩になっていきます。
各自、シューズのフリクションを確かめながら進みます。
途中、多くの倒木が有り、また雪渓が残っていたので「雪の重さでの倒木か?」と想像しながら歩いて行くと、本日のメイン、大滝2段12mに到着します。今回は水量がとても多いです。
今回は、ロープを持参しましたが、使いませんでした。
メンバーの力量を判断してのことですが、判断に絶対はありません。
実際、上部の一部は高巻きしてもらいました。私も、前回登ったラインより、水際から離れた凹角にラインをとりました。上部は一人水際を進みましたが、中々の緊張でした。
ロープ無しで10m上がり、そこで5.10a級程度のムーブを平地と同じ感覚でできる人以外はフリーソロはやめた方が良いでしょう。
この後、6m程度の多段滝をいくつか超えると、本日のデザート(影のメイン)3mスラブ滝が待ち構えています。私のわらじは崩壊して墜落ですが、ゴム底の渓流シューズ使用のメンバーは抜群のフリクションで突破です。
最後はフィナーレに相応しい、美しい花崗岩のナメ滝を登り、並走する登山道が近かくなった時点で終了です。これ以上はボサが多くなるので、ここで終了して下山します。
下山は、登ってきた沢を横に見ながら、色々と思い出して穏やかに歩きます。途中、ザレが何箇所かありますので、慎重に。
小一時間で入渓点に戻り、道証地蔵に無事下山の報告をして終了です。
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。