関西　花の山⑧大峰・八経ヶ岳～オオヤマレンゲ

先月に続き、大峰の花を眺めにやってきました。八経ヶ岳（はっきょうがたけ1915ｍ）は近畿最高峰でシラベやトウヒの原生林に覆われた山ですが、今の時期は天然記念物のオオヤマレンゲという白い花が咲き、これを目当てに登ってきました。今回は開花はしていますが、まだ蕾もたくさんありましたから、徐々に開花するでしょうが、なんとなく完全に開いているよりは7分咲きくらいのほうがいい感じでした。大きく開くと虫がたかり、また色あせているものもありました。蕾も白く、かわいい大きさです。八経ヶ岳の自生地はフェンスの中を通る登山道沿いにあり、すぐそばで見れますが、明星ヶ岳の自生地はフェンスの外からしか見れず、遠い感じです。
弥山・八経ヶ岳へは行者還トンネル西口からのルートで行きましたが、行きしなに東側の行者還岳への道を使ってしまい、1時間くらいのロスがありました。行者還トンネル西口からのコースはいずれも奥駆道合流点まで急登で息があがるものの、稜線に出てしまえば、きれいな樹林帯の道で、快適です。今回は悪天で景色が全く見れずですが、帰りに白装束の行者さんの集団に会い、鳴り響くほら貝と念仏が感動的でした。