一ノ倉沢南稜~国境稜線
- 投稿者
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杉浦 恵理
ららぽーとTOKYO-BAY店
- 日程
- 2014年07月30日 (水)~2014年07月30日 (水)
- メンバー
- さいか屋川崎店 杉浦
他2名
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- ベースプラザ→(40分)→一ノ倉沢出合→(90分)→南稜テラス→(210分)→終了点→(180分)→国境稜線→(90分)→肩の小屋→(120分)→天神尾根から田尻尾根経由でベースプラザ
※計12時間10分
- コース状況
- 一ノ倉沢の雪渓はかなり少なくなっており、時折轟音とともに崩壊していました。
荷物になるので迷いますが、軽アイゼンがあるとさくさく登れると思います。
この日はテールリッジから終了点まで岩はよく乾いており、フリクションが良く効きました。
場所によっては岩が脆く剥がれることもあるので確かめながらつかむ必要があります。6ルンゼ側は時折落石が見られました。
終了点から国境稜線までの前半は踏み跡が分かりにくく、比較的斜度のある笹薮と岩。その後15mほどの岩場はザイルを出してもらいました。後半は踏み跡が明瞭で傾斜のゆるい笹薮と歩きやすい岩場(高度感は満点です)、最後は肩下の笹薮を泳ぎ国境稜線に出る。
【烏帽子沢奥壁南稜】
1P(Tリード):凹角~カンテ状
2P(杉浦リード):チムニー
3P(T):フェースを右上~バンドを左に出て凹状。凹状の左側のカンテを利用したほうが楽。
4P(杉浦):草つき。ランニングビレイはとらずスタカット。
5P(T):やや急なフェース。飛び出している岩を左から巻く。
6P(杉浦):馬の背リッジに向けて、リッジから上がる。ルートが曲がっているので、ヌンチャクを60センチに伸ばして使ったが、もっと伸ばせばよかったと反省。ロープの流れが悪く、ロープアップとセカンドビレイに腕力消耗。馬の背リッジ直前でロープが足りなくなりそうだったのでピッチを切る。
7P(T):馬の背リッジ~垂直フェース。終了点。
- 難易度
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感想コメント
一ノ倉沢のアルパインルートでは初心者向けといわれる南稜に行ってきました。
雪渓からテールリッジ、南稜テラスまでですでに核心か!?と感じつつ登りました。つるべでの登攀自体は同行者のアドバイスによりそれほど苦戦せずに登れましたが、終了点から国境稜線までで白目を剥くほど難儀しました。軽量化、食料、飲み水の量、履く靴の選択など課題がたくさん残り、次回に活かしたいと思います。
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