快晴と強風の甲斐駒ケ岳 黒戸尾根

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投稿者
飯田 真仁
イオンモール土浦店 店舗詳細をみる
日程
2014年10月16日 (木)~2014年10月17日 (金)
メンバー
千葉パルコ店 青柳
天候
曇のち晴
コースタイム
1日目 駐車場(130分)笹の平分岐(120分)刀利天狗(60分)五合目(70分)七丈小屋
2日目 テント場(60分)八合目(100分)甲斐駒ケ岳(60分)テント場(80分)刀利天狗(70分)笹の平分岐(70分)駐車場
コース状況
•紅葉は2000m以下で奇麗でした。森林限界以上は2㎝くらい雪が積もっていました。
•登山口〜笹の平分岐 なだらかな道と急登が交互に現れ、それほどきつさは感じません。
           ただ広い尾根を歩くのでマーキングを見失わないよう注意。
•笹の平〜刀利天狗 本格的な急登が始まります。あせらず、ゆっくりと登りましょう。刃渡りはクサリに掴まれば難しくありませんが、慎重に。
•刀利天狗〜七丈小屋 五合目までなだらかな道を進むと、黒戸尾根名物(?)ハシゴの連続となります。ストックはしまった方が安全だと思います。
•七丈小屋〜山頂 ハシゴ、クサリが続きます。今回薄く雪が乗っていたり、凍っていたりしたので厄介でした。
•小屋情報 七丈小屋
 素泊まり3,500円 テント泊600円 ビール(500㎖)800円
 テント場は小屋から10分ほど離れています。岩場、ハシゴもあり、夜間は要注意。
難易度
Google Map

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感想コメント

西黒尾根に続き、3大急登の一つ、黒戸尾根にテント泊で挑戦して来ました。

立派な駒ヶ岳神社に安全祈願をし、吊り橋を渡って登山道に入ります。
初めのうちはなだらかで、「西黒尾根の方がきつかったな。ワハハ」などと話していると黒戸尾根が本気を出して来ます。時折平地はあるものの、八丁登りといわれるつづら折れの急登。そして現れるナイフリッジ「刃渡り」、ハシゴの連続。特にハシゴは垂直に近いものもあり、高度感もあいまってきつく感じました。

やれやれという感じで七丈小屋到着。2人とも言葉少なになっていました。
ところがテント場は小屋から10分も奥にあり、ハシゴを上って岩場を歩いてと、急にトイレに行きたくなったら大変だろうな、と思わせる位置にありました(トイレは小屋にあります)。しかしロケーションは最高!目の前に鳳凰三山の雄大な姿!多少の不便は我慢出来るというものです。

今回ツェルトで寝てみましたが、出入りの時に支柱にしたストックを倒さないようにするのが気を使うくらいで快適でした。ただ居住性、安心感はテントの方がもちろん良いです。

さて翌朝は強風で明けました。様子を見つつ日の出とともに出発。天気は良いです。
森林限界を越えると風はますます強くなって来ます。体を傾けても倒れない風は初めてでした。もろに顔を向けると息が出来ないくらいです。
岩場、ハシゴ、クサリのフルコース、そしてオプションとして薄く積もった雪を堪能し尽くしついに登頂!。いつしか風も心無しか弱くなり、素晴らしい展望が開けていました。南アルプスの主な山、初冠雪の富士山。山に登り、苦しかったけれど、ここに来て良かったと思える時です。
展望を味わい尽くし、天幕を撤収して下山。尾白の湯で汗を流し、帰越しました。

フォトギャラリー

黒戸尾根名物、剣の刺さった岩。

吊り橋を渡ると登山道スタートです。

笹の中の道を行きます。

いたるところに石仏が。信仰の痕跡が多く残ります。

刃渡り!

梯子も容赦なく現れます。

梯子場最大の核心。ほぼ垂直の梯子。

ツェルト泊デビュー!結構快適でした。

テント場から鳳凰三山。

強風と共に日が昇る。

つららが出来てました。寒いわけだ。

八合目御来迎場。

雪も出てきてクサリ場に緊張が走ります。

空が青すぎる。

エビのしっぽが少しだけできていました。

雪を踏んで歩きます。

甲斐駒ケ岳2967m!

お久しぶりです!富士山!

北岳をはじめとする白峰三山。

どれ帰りますか。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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