栂池自然園から白馬岳（2932ｍ）

投稿者: 好日山荘スタッフ

日程: 2015年03月28日 (土)～2015年03月28日 (土)

メンバー

天候: 晴れ

コースタイム: 栂池ロープウェイ自然園駅－(75)－乗鞍岳－(100)－小蓮華山－(75)－白馬岳－(60)－小蓮華山－(60)－自然園駅－(20)－栂池ゴンドラリフト栂池高原駅

総行動時間：約７時間

コース状況: ロープウェイのチケットを購入する際は登山届を提出する必要がある。
栂池高原周辺はバックカントリーで人気のフィールドなのでトレースが多い。それだけにルートを間違えないように注意。

白馬大池は夏道ではなく、南側をショートカットする。いったん池のコルまで降りた後の登りは見た目ほど急ではないが、クトーを使ったほうが楽に登ることができる。
小蓮華山の稜線に出ると、クラストしていたり凍結したりしているが、所々踏み抜きの危険もあるので、やはりスキーが良い。

小蓮華山からは岩の露出が多くなるのでスキーを脱いでアイゼンがベター。良く効いて歩きやすい。
2750ｍ付近にやや急な斜面があるが、特に危険個所はない。ただし稜線上は時折、バランスを崩すほどの突風が吹いていた。
また信州側に雪庇が出ているので寄りすぎないように。

スキーを使えば下りの時間をかなり短縮できるが、８時始発のゴンドラ、ロープウェイを利用して、且つ歩きでの登山となると、日帰りはよほどの健脚者でなければ時間的に厳しい。

難易度

感想コメント

栂池自然園から白馬岳まで、スキーを利用して登ってきました。

さすが週末の栂池、チケット売り場には長蛇の列が。予定より30分遅れてゴンドラに飛び乗り、ロープウェイに乗り継いで自然園まで。沢山のスキーヤー、スノーボーダーで賑わっていました。
しかしそんな喧騒も乗鞍岳まで。そこから先は数パーティのみの静かな尾根歩きです。

天気も良く、小蓮華山までは風もほとんどなくアンダーと薄手のフリースシャツで汗をかきながら登りました。

しかし標高3000ｍ近い稜線の風は強く冷たい！2766ｍの小蓮華山からはゴアのジャケットを羽織ります。スキーも脱いでアイゼン装着。
1時間ちょっとで白馬岳山頂に到着しました。久しぶりの白馬岳頂上からの景色はやっぱり最高です！剱岳も変わらず、ドドーン！と聳えておりました。

風も強いし時間もないので早々に下山開始。
下山中右手斜面を覗き込むと、白馬沢や金山沢に滑り込む人たちがいました。
あっという間に小さくなっていく彼らを眺めながら、自分も滑り降りてしまいたいという気持ちをグッとこらえます。だって、栂池の駐車場に泊めた車に戻らなくてはならないのですから！！

小蓮華山を過ぎてひと下りしたところから、自然園めがけて斜面に滑り込みました。しかし未熟な僕は、自然が創り出した見事な波上の雪に打ちのめされ、恐る恐るずり降りていくのでした。
スキーの上手い人が羨ましい限りです。
最後は滑りやすいゲレンデを、疲れた足をガクガクいわせながら滑って帰りました。

なにはともあれ、今回も大満足の山行でした！