南アルプス・塩見岳

投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2015年09月19日 (土)~2015年09月20日 (日)
メンバー
天候
■1日目(9/19)晴れのち曇り ■2日目(9/20)曇り時々晴れ
コースタイム
■1日目
鳥倉林道ゲート(駐車場)→41分→鳥倉林道登山口→65分→豊口山のコル→49分→水場→31分→塩川・鳥倉ルート合流点→28分→三伏峠小屋→47分→烏帽子岳→58分→三伏峠小屋※テント泊
歩行:5時間19分

■2日目
三伏峠小屋→12分→三伏山→54分→本谷山→91分→塩見小屋→63分→塩見岳→8分→塩見岳東峰→8分→塩見岳→49分→塩見小屋→96分→本谷山→42分→三伏山→10分→三伏峠小屋→14分→塩川・鳥倉ルート合流点→18分→水場→30分→豊口山のコル→34分→鳥倉林道登山口→38分→鳥倉林道ゲート(駐車場)
歩行:9時間32分
コース状況
■鳥倉登山口~三伏(さんぷく)峠
急登や危険個所はなく歩きやすい勾配の登山道です。
木の階段や橋があり、濡れているときにスリップに注意。

■三伏峠~塩見小屋
緩やかなアップダウン。危険個所はありません。

■塩見小屋~塩見岳
岩場が続きます。落石や滑落に注意です。
難易度
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感想コメント

今年の9月は数年ぶりに5連休のシルバーウィークができました。
天気も概ね良好で「これは山は大混雑になるな」と予想し、比較的人が少ない南アルプス南部へ。
南アルプスの主要なお山で未踏の山に塩見岳が残っていました。

鳥倉登山口から三伏(さんぷく)峠にテント泊して塩見岳のピストンです。
本当はそのまま仙丈ヶ岳まで縦走したいところですが、今回はお休みが足りません。

北アルプスや八ヶ岳の登山口に行くよりも近いだろうと思って、金曜日の仕事後にのんびり出発しましたが、途中で大きく寝てしまい、鳥倉の駐車場に着いたのが朝の6時。
この日の行程は三伏峠までなので、7時ごろゆっくり出発します。
三伏峠までの登山道は良く言うと急登や危険個所はなく歩きやすい、悪く言うと展望はなく単調です。
10時半ごろ三伏峠に到着。
広いテント場にテントを張って少し昼寝します。
少し寝た後、塩見岳の全貌を見ようと烏帽子岳へ。
往復2時間ほどです。
これまで塩見岳をあまり意識したことはありませんでしたが、山頂はゴツゴツしていてとても男らしい姿です。

2日目、明るくなり始めた5時半ごろ塩見岳に向けて出発。
三伏峠から塩見岳の往復はコースタイムで約9時間と長丁場。
戻ってきて時間と体力がなかったら、三伏峠にもう1泊して翌日下山する予定でした。

三伏峠から塩見小屋までは緩やかなアップダウンで、ところどころ平坦な道が続きます。
荷物が軽いのでペースが上がり、塩見小屋まで3時間で到着。
塩見小屋から塩見岳に向かって岩場の登りとなります。
この日は曇りがちで、周囲はときどきガスに覆われる気象状態。
何とか晴れていうちに山頂へ、とペースを上げていきます。

三伏峠から4時間で塩見岳東峰に到着。
ガスは晴れており、いい景色が見られました。
北側の白峰三山が大きいです。
仙丈ケ岳と甲斐駒ヶ岳は雲の中から姿を見せてくれませんでした。
南側には荒川三山が見えます。

そして、東側には蝙蝠(こうもり)岳へ続くなだらかな稜線が美しい。
今年は塩見小屋は改装のため営業していませんが、2016年7月に営業再開予定となっています。
小屋がリニューアルオープンしたら、1日目に塩見小屋に泊まって、2日目に蝙蝠岳に登って二軒小屋ロッジに泊まって静岡に抜けるというプランも実行してみたいなぁと思いました。

下りも快調で13時に三伏峠に到着。
7時間半で塩見岳を往復できました。
まだ、時間と体力に余裕があったので、そのままテントを撤収して下山することにしました。

鳥倉登山口~三伏峠の登山道が緩やかなので、ペースを上げて下れると踏んでいたのですが…、油断していました。
濡れた石でスリップして転倒。左足の脛を石にぶつけ、切り傷を負ってしまいました。
大きな痛みはなく、そのまま下山。16時過ぎに登山口に到着しました。

大型連休はやはり南アルプス南部が混雑していなくて良いですね。
塩見岳はいい山でした。アプローチが長いのが難点です。
このお山をピストンするのはとてももったいないです。
南アルプス南部も交通の便がもっとよければ縦走プランが組みやすいのになぁ。

南アルプスの百名山は全部で10座。
数年前はこれを全部登るのは難しいだろうなぁと思っていましたが、今回の塩見岳で完登しました。
どこも思い出がいっぱいです。

フォトギャラリー

塩見岳!大きいお山です

三伏(さんぷく)峠までは展望のない森の中を登っていきます

秋の色ですね

出発から3時間半ほどで三伏峠に到着

テントを張ってひと休み

三伏峠付近から塩見岳を望みます

朝露に濡れるマツムシソウ

翌朝、三伏山からの塩見岳。がんばって登ります

塩見小屋まではアップダウンを繰り返しながら森の中を進みます

塩見小屋付近から塩見岳

まずは天狗岩に向かって登ります

赤い岩や青い岩。面白い地質です

頂上に向かって岩場が続きます

頂上に向かって岩場が続きます

頂上に向かって岩場が続きます

振り返るとなかなかの高度感

塩見岳東峰山頂。3052m

白峰三山が美しい

蝙蝠(こうもり)岳へ続く稜線。ここも歩きたい

仙丈ケ岳と甲斐駒ヶ岳は雲から顔を見せてくれませんでした

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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