燕岳から餓鬼岳(日本二百名山)
- 投稿者
-
家田 森
浦和パルコ店
- 日程
- 2015年09月21日 (月)~2015年09月22日 (火)
- メンバー
- 浦和パルコ店 家田(単独)
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 中房温泉(0:25)第一ベンチ(0:25)第二ベンチ(0:25)富士見ベンチ(0:25)合戦小屋(0:45)燕山荘(0:25)燕岳(1:30)東沢乗越(0:40)東沢岳(3:20)餓鬼岳小屋
実働時間:8時間20分
餓鬼岳小屋(1:25)大凪山(1:10)最終水場(1:50)白沢登山口
実働時間:4時間25分
- コース状況
- 例年にはない秋の連休故か、中房温泉や燕山荘は登山者でいっぱいだった。タクシーの運ちゃん曰く、高瀬ダムや扇沢へのお客が、下手をすると夏よりも多いかも、とのこと。
合戦尾根から燕岳を越えて北燕岳までは、流石黄金ルート、非常に歩きやすい。北ア三大急登とはいえ、アルプス入門にもお勧めであろう。途中の合戦小屋は、絶妙のタイミングでスイカを食べさせてくれる。紅葉もいい感じだ。
北燕岳を過ぎると急に人の気配が無くなり、道も手が入っていない荒れた道となる。北燕稜線から東沢乗越までは一時間足らずで500m近く高度を下げる急坂、登り返しは想像したくない。餓鬼岳への近道東沢コースは、ただでさえ上級者コースの沢道なのだが、先日の大雨で倒木・崩壊が進んだようで、警察の調査で赤ペンキ等付けてくれたとのことではあるが、初心者は控えた方がよろしかろう。
東沢岳から先が、標高差もあまりなく楽勝かと思いきや、この日一番大変だった。細かいアップダウン、初心者や高所恐怖症の人には不向きな岩場や梯子、桟道が続く。中房温泉から一気に餓鬼岳を狙うと、この辺りで体力が続かなくなり、手こずる事になる。やはり一般的には燕山荘に一泊してから餓鬼岳小屋は翌日、がお勧めだろう。
餓鬼岳から大凪山を越えて、最終水場まではこれまた急降下。ひたすら急坂を下るこの道、逆コースを歩くことを逡巡してしまうくらいきつそう。最終水場から登山口までは沢沿いの道を歩くのだが、これまた中級者向け。スリップ注意の岩場や数えきれない渡渉の数々、濡れた木の階段を下りる事がこれまた結構緊張する。増水したら通行不可じゃないだろうか。
下山口では携帯電波が入らない事は聞いていたので、餓鬼岳小屋を出る時に手配をお願いした。その際、最終水場でも携帯通じるので、変更があればそこで改めて電話すると良いと言われたが、auのスマホは通じなかった。やはり小屋で頼んでもらって正解であった。
- 難易度
感想コメント
なんとか確保したさ○やか信州号、携帯や時計のアラームも遠慮して下さいと言われ、従ったら…なんと寝過ごしてしまった。起きなかった自分がまず悪いが、バスも下車する人数の確認くらいしないものかな。仕方なく信濃大町からタクシーで約15000円弱、歩き出しも1時間程遅れることに。お金も時間も大損し、いきなりケチがついたスタートとなってしまったが。
発奮して頑張って、合戦尾根を3時間足らずでクリア。走らない僕にしては随分早く、いきなり借金をプラスにできた。ただ、調子に乗って歩いた分、後半難所でガス欠になり、苦労した。翌日もそれがひびき、予定していた唐沢岳ピストンはカット。ま、コースタイム5時間以上を追加して、ヘロヘロで1500mダウンし、白沢の沢道歩いていたら、それこそ大変だったであろうから、今回はそれで正解であったかと。
天気にも恵まれ、歩きでのあるコースを歩けて充実した山行になったと思える。
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