厳冬期 西穂高岳~奥穂高岳縦走

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2016年02月08日 (月)~2016年02月11日 (木)
メンバー
天候
吹雪~快晴
コースタイム
1日目
10:20西穂高口ー13:40西穂高ー16:40間ノ岳手前のコル(テント泊)
2日目
間ノ岳手前のコルで停滞(雪洞泊)
3日目
7:50間ノ岳手前のコルー10:50天狗岩ー13:15天狗のコルー15:30コブ尾根の頭(テント泊)
4日目
7:05コブ尾根の頭ー7:35ジャンダルムー10:15奥穂高岳ー11:00穂高山荘(1h休憩)ー13:00白出大滝ー16:15白出沢出合ー17:50新穂高
コース状況
天候諸々の条件によりコンディションは著しく変化する。その時々でルートを見極める力が必要になる。

ロープは50m1本。懸垂下降でしか使わなかった。ハーケン、捨て縄は持ったほうが良い。

今回下降に利用した白出沢は雪崩の危険が非常に高く、極力避けるべきルート。安易に入り込んではいけない。また大滝を巻くために上がった尾根も非常に悪かった。
難易度
Google Map
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感想コメント

吹雪による停滞、強烈な風の中の登攀、そして快晴の空の下での億穂高岳登頂。
厳冬期の穂高を存分に味わい尽くした贅沢な山行でした。一緒に登ってくれた相棒に感謝!

技術や体力云々というよりも、不安定な体感垂直の雪壁を下ったり、登ったり、トラバースしたり、重荷を背負ってナイフリッジを渡ったりする時に気持ちが負けないことのほうが重要だった気がします。
いやもちろん技術や体力は必要ですが、どっちもまだまだ足りないな~と痛感しました。
その分気持ちでカバーというか。
あとは天気次第。エスケープできないので、進むか退くかの2択な上、一線を越えたら退くこともできないなぁという意識は常にあったので、今回は天気に恵まれた山行だったと思います。

それにしても、めちゃくちゃしんどかった気がするけど、あんまり覚えてないかわりに充実感と達成感しか残ってない。
謎です。

フォトギャラリー

西穂から本番!

いきなり雪壁の下降。悪い!怖い!

危ういピナクルを使って懸垂下降

悪場が続いて思うように進まない。

2日目。停滞を決め込んで引っ越し。

オフショット。毎度のことながら雪洞は快適ですわー。

間ノ岳の登攀。飛騨側のルンゼを直登する。

鼻からつららが出来ては折り、出来ては折られ・・・。

青空は見えるが、烈風吹き荒ぶ。

ジャンダルムを目の前に、幕営。

最終日。夜が明ける。

朝一番のジャンダルム。絶景!

ロバの耳頂上から飛騨側に3回の懸垂下降。

続く登り返しは雪をつないで直登。

よう越えてきたな。

馬の背を超えて。

奥穂高岳頂上!ヤッター!!

来た道を振り返る。

この先はまたいつか。

危険な下降路。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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