愛媛県 冬の石鎚山登山情報!
- 投稿者
-
西原 弘二
広島紙屋町店
- 日程
- 2022年03月03日 (木)~2022年03月03日 (木)
- メンバー
- 友人
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- ロープウェイ山麓下谷駅(10分)山頂成就駅(25分)石鎚神社成就社(80分)夜明峠(35分)二の鎖小屋(25分)石鎚山山頂
石鎚山山頂(25分)二の鎖小屋(90分)石鎚神社成就社(15分)山頂成就駅(10分)ロープウェイ山麓下谷駅
- コース状況
- ロープウェイを降りたら道には雪
途中まではチェーンアイゼンで行けなくもないですが、二の鎖から先は前爪のある10本以上のアイゼンでないと危険
- 難易度
感想コメント
先月は悪天候で行けなかった石鎚山に行ってきました。
冬は石鎚山スカイラインは通行止めなので土小屋コースは使えません。なので、この時期は石鎚山ロープウェイから石鎚神社成就社、八丁、夜明峠を経由して山頂を目指す表参道コースが一般的です。
このコースは雪の状況次第ですが、冬は往復約6時間かかります。なのでロープウェイの始発に合わせて登山口に着くのがベスト。この日は8時40分が始発でしたので、それに乗り出発。
山麓下谷のロープウェイ入口までは道中雪は全くなく、簡単にアクセスできましたが、ロープウェイ降り口の山頂成就に着くと雪景色。幸い気温が高かったので、成就社までは何も着けずにあるけましたが、友人はさっとチェーンアイゼンを装着。
このコースはまずは成就社まで標高差約100mのなだらかな道を歩き、そこから八丁まで標高差約200mを下ります。
雪は緩んでいましたが、日陰や階段はアイスバーンになっていたので、途中からは全員10爪以上のアイゼンを装着。
八丁からはまた登りが始まり、試し鎖の巻き道はやや急ですが、夜明峠まではなんなく到着。
冬の石鎚山の核心部はここからです。登山道の傾斜は強くなり、二の鎖の避難小屋を過ぎると、雪崩がしばしが起こる片斜面をトラバース。そこを過ぎると雪と氷の階段を歩き、その後はアイゼンの前爪を効かせながら急登を登らなければなりません。
冬の石鎚山が難しいというのはこの場所です。
今回は雪が少なかったので雪崩の心配はなかったですが、金属の階段は雪が残り、ステップは凍結して歩きにくい。その後の急斜面も一部凍結していたので慎重に歩きました。
そこを過ぎると石鎚山弥山山頂です。天狗ヶ岳には2人ほどいましたが、弥山山頂には誰もいないので独り占め。
空はどこまでも青く、遠くを見ると瀬戸内海や遠くの山々がはっきりと見えました。
今シーズン何度も雪山に登りましたが個人的には今季一番の快晴でした。
雪が少なかったので天狗ケ岳も考えましたが、11月に登ったので今回は無理せず眺めるだけにしました。
さすがに山頂は風が吹いてきて、登っている間は長袖シャツだけで歩けましたが、すぐにジャケットを着用。気候としては春山のようでした。
たっぷりと石鎚山の山頂を堪能し、昼食を食べて下山開始。
下山はいきなりあの急斜面と金属の階段。慎重に降り、あっという間に夜明け峠に。八丁までの下りは雪がかなり緩んでいましたが、アイゼンはそのまま装着。
八丁からの登り返しは、最初の階段はほとんど雪が無かったので、アイゼンを外そうかと考えましたが、そのまま登って正解。成就社までは土も見えている所がありましたが雪や凍結もあり、結局門まではつけました。
無事に下山できたので、しっかり拝んでからロープウェイに乗って駐車場に戻りました。
帰路、温泉に入るため「歓喜庵」に行きましたが、コロナで休業中(T_T)
なので今回は「湯之谷温泉」に変更。源泉かけ流しでとても良かったです。
その後はお客様に聞いたつけ麺が有名なラーメン店に行き旅の目的は全て終了。
今回は石鎚山はとにかく天気が良く、風も弱かったので歩いている時は暑いぐらいでした。
しかし、この時期はあっという間に天気が急変することもありますので、ウェア、装備は冬バージョンをしっかり準備して下さいね。
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。