故郷の空・霊峰大山(神奈川県)~大山川遡行~

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2016年12月06日 (火)~2016年12月06日 (火)
メンバー
天候
晴れ
コースタイム
阿夫利神社駅(10分)二重の滝入渓点(45分)2条8m滝(100分)CSの二俣(70分)大山山頂(50分)阿夫利神社(50分)駐車場
コース状況
【大山川沿い】
入渓点すぐの二重の滝はロープに甘んじましたが、あとはフリーで登れるでしょう。

先行者の落石注意。先行者が確実に登り終わってから登り始めましょう。

靴はアプローチシューズのようなシャンクが硬めのものがオススメ。水量はほとんどないので沢靴でなくてもOK。

【大山~阿夫利神社~追分駅】
大山を下山する際はいくつかルートがあるので、よく確認すること。表参道はそれなりに急なので、転倒や捻挫に注意。
阿夫利神社から駐車場に下山する際は、男坂or女坂の選択肢があります。男坂は25分で急、女坂は30分でなだらかで外灯あり。

ケーブルカー営業時間
■平日 9時00分~16時30分 ■土休日 9時00分~17時00分

大山ケーブル~阿夫利神社料金
片道:630円 往復:1,100円(繁忙期1,240円)
詳しくは⇒http://www.ooyama-cable.co.jp/cablecar.html

【温泉】 七沢温泉七沢荘 日帰り1,000円
難易度
Google Map
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  • おとな女子登山部

感想コメント

神奈川の山と言ったら登山しない人でもご存じ・大山。神奈川の東部から見ると富士山と並んでよくわかる山なので、神奈川の象徴です。

私自身も何度も登っている山ですが、今回はバリエーションルートの大山川を詰めて山頂に達しました。
"川”とつきますが、入渓点すぐの二重の滝を登ったところが源流になっていて、それ以降はほぼ水の流れはありません。沢登りというよりプチ岩登り的な要素が多いです(時期や天候にもよると思いますが)。なので、冬でも遡行できます。

入渓点はケーブルカーを使って、阿夫利神社駅から10分ほど歩いたところにあるため、今回は駐車場からちょっと歩いてケーブルカーを使用。初めて大山のケーブルカー乗りました。
グッドデザイン賞2016を受賞しているだけあって、車窓からの眺めは最高でした!?

二重神社でハーネスやロープなどのギアを整え出発。
いきなり難所の二重の滝、藤谷さんがトップで登って、私は甘えてセカンド&膝付きクライム。久しぶりの登攀なのでフリクション感覚がつかめず。

二重の滝を越えるとしばらくロープを出さなくてもよい涸れ滝を複数登ります。
ただ今回もありましたが、前の人が登っている最中に油断していると、落石があります。つねに気を引き締め上流方向を見ていましょう。あと水はほとんどないですが、時折水たまりがあるので、ドボン注意。

また倒木やフィックスロープなど目印も多いですが、分岐も多いので、現在地をこまめに把握しておく必要があります。

途中、丹沢ではかなり珍しいカモシカに遭遇。あとクマ糞もありました(まさかのロープがかかりそうになっていました 笑)。

最終的にはロープを3回使いましたが、最初の二重の滝以外はなんとか巻いたり、既存のフィックスを使えば越えて行けそうです

最後はガレた斜面をつめて登山道に出て、しばらくすると大山の山頂に到着。
当日は快晴だったため富士山と丹沢山塊、横浜や新宿のビル群、湘南平や母校東●大学など一望できました。冬でも比較的簡単に登れるので、この日も多くの登山者がいました。

下りは一般的な表参道を通り、阿夫利神社や男坂を経由して駐車場まで行きました。
ケーブルカーの最終は16時30分までなので、それを越すと暗い夜道を下山することになります。
観光地化している山なので、軽く考えている人も多いですが、日没や装備の油断は禁物です。

フォトギャラリー

大山山頂から富士山と丹沢の主峰たち

追分駅の顔はめ。

ケーブルカーの車窓から

入渓点の二重神社。

二重滝の登ったところから。

涸れ沢を登って行きます。

えっさほいさ

ガイドブックにもある行く手を遮る倒木。左側を行きます。

えっえっえっさほいさ

丹沢では珍しいカモシカ。こちらを凝視。

フィックスを使わず3人とも自力で脱出。

これどこだっけかな~終盤。

一番迷った二俣。右側にチョックストーン(CS)が目印。

最後のチムニー上の滝右側を使えば楽に登れますが、今回はあえてロープを出す。

登山道へのつめ。ガレてるので落石注意。

大山山頂。セルフィー準備中。

湘南平と相模湾。

塔ノ岳、丹沢山や表尾根がよく見えています。

下りてきて阿夫利神社。

男坂を下ったところにあるなにやら怪しい道場。病気は気のせいと言われそう。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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