前日光 お天気山と羽賀場山とかまど倉~藪岩魂!16 低山の地図読みをしよう!~

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投稿者
大島
横浜西口店 店舗詳細をみる
日程
2017年03月22日 (水)~2017年03月22日 (水)
メンバー
浦和パルコ店 若林
天候
晴れのち曇り
コースタイム
新鹿沼駅→約30分300円上大久保バス停(70分)お天気山(70分)羽賀場山(65分)三角点(100分)510m圏(30分)かまど倉(50分)川化林道駐車スペース(25分)板荷駅
コース状況
上大久保~お天気~羽賀場は踏まれて道は見易い。
お天気山登山口の案内は上大久保バス停付近にはないので下調べをしっかりと。
取付きはいくつかあるが目指す尾根は一緒になるだろう。

羽賀場山はイワヒバの名所 長安寺から登ることが出来る。

お天気~羽賀場山間はアップダウンが多く時間がかかる。一部道も悪い。
羽賀場山~かまど倉 読図必須。地形をよく読みながら進む必要あり。
似たような地形が多く展望が利かないので距離感覚を掴みづらい。

かまど倉手前510m圏にクライムダウンの難しい岩場あり。
両側も切れ落ちているので30mザイルで下る。
残置は腐ってるので使用しないように。
その次の岩は右から巻く。登ると2m程度だがザイルがないと降りれない。

かまど倉の山頂部は東側に展望台があり開けているので休憩にちょうど良い。
降り出しはその展望台からだが急斜面なので注意したい。
鉄塔が見えたら右手に下って行く踏み跡を行くと川化林道に出る。
川化林道の上部は倒木が多く荒れている。

東武板荷駅周辺に飲食店はない。
駅前に商店がある程度。
難易度
Google Map
  • スタートナビ
  • おとな女子登山部

感想コメント

浦和パルコ店スタッフ 若林の読図訓練で前日光の山を歩いてきました。

新鹿沼駅前から9:11発古峰原行きバスに乗り ゆられること30分。
上大久保バス停で下車(運賃300円)。

バス停で準備を済まし、さぁスタート。
目指す尾根はあの辺だけど まずはどこから取りつく? 
若林の意見を聞き、じゃぁそれで行ってみようか。

地図と地形を照らし合わせ、注意点などの話をしながら進み目標の尾根に取付く。
最初は緩やかで歩きやすいが 次第に急な斜面になり
岩場の下をトラバースするように標高を稼ぎ 自然林となったあたりで
また、尾根上を歩く。明るい樹間からは目指す お天気山が見える。

岩混じりの急登を登ると西側が開けた明るい山頂に辿り着く。
少し、休憩ののち羽賀場山を目指す。

羽賀場山はお天気山と標高差は差ほどなく距離も近いので
直ぐに着きそうな感じもするのですがアップダウンが多く
道もよくない場所もあり 見た目以上に時間が掛かります。

羽賀場山の山頂は、今は展望は利かないのですが
一等三角点があります。

羽賀場山から少し下ると『寺』と書かれた分岐が。
長安寺に下るのならここで南へ針路をとるのですが
今日はこのままかまど倉を目指すので東方向へと

長安寺の分岐からは読図が大事です。
引き込まれやすい場所とわかりづらい場所があり、
現在地の確定と進路の定めをしっかりとやらなくては
目的の場所へとたどり着けないでしょう。

今回の目標点としてはP486m、佐渡島のような地形の400m圏南東側のコブ、
380mの鉄塔を主なものとして読み進めました。

そして、かまど倉西の510m峰へとたどり着くのですが
かまど倉へと進もうとすると岩場で行く手を遮られます。
北側に残置がぶら下っていますが 短いうえに腐っています。
コレに頼って下る気は全く起きません。

立木にザイルを掛けて下りました。今回は北側の残置の場所から降りましたが
残置のある位置よりも岩の真上から懸垂下降をしてくる方が安全でしょう。
残置の位置だと北の沢側へと体が振られてしま志ます。
その後、すぐに小さなコブがありますがそれは右手側から巻いてください。
登れそうなので登ってみたら降りられなくなりました。
また、ザイルを出す羽目に(^_^;)

それを過ぎてしまえば わずかでかまど倉へとたどり着く。
かまど倉は北東側に展望台があり明るく休憩に最適です。

下りは川化林道へ。かまど倉の下り出しは急で注意をしながら下り
鉄塔が見えると右手側に谷へ降りて行く踏み跡があり
それを辿って行くと林道へと降り付きますが
林道上部は倒木が多く荒れていて歩きづらさがあります。
246mくらいまで降りてくると道は良くなり快適に。

さらに進み墓地が見えると集落まであと少し。
墓地は駐車スペースもあり車でかまど倉に来る人はここに止める事が多いようです。

道なりに進み、踏切を渡ると通りに出ますが
交通量も多く速度を出している車が多いので通行には十分に注意をしてください。

東武板荷駅前には小さな商店があり、お菓子やドリンクが買えますが
飲食店の類はありません(/_;)
電車は基本1時間に1本程度と思ってください。

お腹が空いてどうしようもうない時は新鹿沼で途中下車するといいでしょう。

また、4月のダイヤ改正で乗換の必要のない便利な東武快速がなくなり
南栗橋、新栃木で乗り継ぎが必要となります。(場合によっては東武動物公園でも)

久々の読図山行。今日はあえて装備重量を12kgで重めの重量でトレーニング兼。
読図はちょっと勘が鈍っている感じもありましたが楽しく歩くことが出来ました♪
たまにはこういったところに入って行かないとダメだなー。

フォトギャラリー

下山。川化山と東武快速。この春、快速は姿を消してしまいます。

上大久保バス停はTHE田舎なバス停。

まずは、植林帯からスタート。

なだらかな地形から急登に喘ぎ自然林になるとお天気山が見えてきます。

ちょっと岩場もあったりで楽しいです。

かわいい山名板

日光連山の眺め好!

アップダウンが多く一部道が悪いです。現在位置に注意しながら進みましょう。

急斜面がいい加減ツラくなってくる。

羽賀場山。展望は今はないけど一等三角点

進路は東へ。ここからが読図の本領発揮!

P486m 

道は薄くなっています。尾根が読みづらくなってきます。

510m圏 岩場があり両側切れ落ちています。

残置はありますが腐っているので使用不可。自前のザイルで降ります。

かまど倉に到着。

展望台は切り開かれて眺めがよくなっていました

さぁ、遅くなったし帰りましょう。かまど倉からの降り口は急斜面なので注意です。

川化林道の上部は荒れ放題。

駐車スペースです。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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