まさかの積雪量、塔ノ岳〜表尾根〜鳥尾山
- 投稿者
-
佐野 原生
川崎ダイス店
- 日程
- 2017年03月29日 (水)~2017年03月29日 (水)
- メンバー
- その他1名
- 天候
- 曇
- コースタイム
- 大倉駐車場→花立山荘(130分)→塔ノ岳山頂(45分)→木ノ又小屋(60分)→政次郎ノ頭(45分)→鳥尾山(80分)→新芽山荘駐車場(80分)→大倉駐車場(60分)
- コース状況
- ◆花立山荘辺りから雪がしっかり付いており、塔ノ岳山頂周辺は普通に雪山でした。
◆表尾根から先、鳥尾山荘のバイオトイレは使用可。
- 難易度
感想コメント
自分にとっては、だいぶご無沙汰の丹沢。
大倉駐車場から、まずは塔ノ岳を目指します。
林道をしばらく進み、大倉尾根を登りきるまで無雪状態。花立山荘手前の尾根道から少しづつ雪が現れます。花立山荘で軽アイゼンを装着し塔ノ岳を目指します、この時点で積雪は目視で40cm以上。お昼前に塔ノ岳山頂に到着。山頂の天候はガスガス、尊仏山荘の周りの積雪は1mはあったかもしれません。
山頂で軽い休憩を取った後、ここから表尾根を進みます。当初は三ノ塔まで行こうと考えていましたが、トレースも少なく先を進めば進むほど雪が深く...
木ノ又小屋を超えたあたりが今回の核心部、深いところだと腰近くまでの積雪。ストックにスノーバスケットを装着してこなかったので、かえって歩き辛く進むのが中々大変でした笑。ただ、この辺りの稜線は気持ち良く、丹沢の魅力の一つでもあります。
鳥尾山に3時着、下山時間を考えるとここでタイムリミット。鳥尾尾根を下り新芽山荘駐車場へ下山し、そこから林道を1時間歩き大倉駐車場へ戻りました。
今回は想定外の積雪量で「えー!?」という感じでしたが、今季一番楽しめたかもしれません。丹沢の魅力がまた一つ知れた山行でした。
*ワンポイント*
◆今回は想定外の積雪量でしたが、塔ノ岳の先を進むのであれば6本爪以上のアイゼンとストックにスノーバスケットは必需。ストックを装備していればピッケルは不要、表尾根に関してはワカンを装備しても良かったコンディションでした。
◆山頂付近では氷点下零度、化繊のベースレイヤーの上に中綿入りのソフトシェルを着て、汗を溜めない必要最低限のレイヤリングでの行動。
◆冬は休憩すると一瞬で体温を持ってかれます。アウターシェルの上からでも羽織れるインサレーションは必需。
*注意*
◆今後の積雪状況にもよりますが、塔ノ岳より先、ヤビツ方面、丹沢山、蛭ヵ岳を目指すのであれば、標準のコースタイムより大幅にかかると思われます。余裕を持った計画を立てましょう。
◆残雪の時期とはいえ、冬期装備は完備しましょう。
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