鷲峰山~行場巡り / 南山城

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投稿者
上田 哲也
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日程
2017年09月15日 (金)~2017年09月15日 (金)
メンバー
グランフロント大阪店:上田
天候
曇り/晴れ
コースタイム
大道寺コース・登山口~60分~金胎寺~10分~鷲峰山(682m)~5分~金胎寺~20分~行者の辻~50分~五光の滝~60分~行者の辻~20分~金胎寺~20分~大道寺コース・登山口
コース状況
大道寺コースは金胎寺まで林道歩きで、標識もしっかりあります。
金胎寺の行場巡りコースは所要時間120分で非常に険しく、足元が滑りやすい所、足場が狭い所、ロープや鎖を伝って登り下りする所、ロープなしで何メートルも登る岩場など難所が多数ありますので、体力と技術のない方はお避け下さい。
※一般登山者不可。クライミング経験者向き。

水場:なし
WC:東海自然歩道の休憩所と、金胎寺にあり。
難易度
Google Map
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  • おとな女子登山部

感想コメント

京都府相楽郡和束町にある鷲峰山の行場巡りへ行ってみました。

鷲峰山(読み方:じゅうぶさん、じゅぶざん、じゅぶせん)は、白鳳4年(675年)に修験道の開祖とされる役行者によって開かれた霊場で、奈良の大峰山に対して「北の大峰」と呼ばれるほど栄えたそうですが、火災や寺領の没収によって衰退していったそうです。

大道寺コースの登山口から入山。金胎寺までは変化の乏しい林道歩きでしたが、結構急な傾斜だったりして、意外と疲れました。途中に東海自然歩道の休憩所あり。約1時間で金胎寺に到着。10分ほど登ると、宝篋印塔のある山頂に到着。展望はほとんどなし。気温20度。

金胎寺に戻り300円払ってから行場巡りコースを開始。「かわら投げ場」からの展望は見事でした。15分ほど山道を下って行くと「迎ヘ行者」があり、その先が「行者の辻」で周回コースの始まり。

赤い標識に従いどんどん下っていくと「東覗」に到着。木が生えているので端まで行っても怖くはない所。岩壁伝いに下って行くと「西覗」があり、遠くの山並みが望めました。さらに下ってロープと鎖の結構急な岩場を下りると、少し岩を登って「胎内潜」へ。入る時より出る時の方が狭く、足場も不安定でした。

沢沿いに下ると「千手の滝」と「五光の滝」という大きくて綺麗な滝が現れます。少し下って橋の手前を右折、対岸に渡ると登り返しの始まり。役行者の像がある「護摩壇」から三点支持を基本としたクライミング技術が必要になります。

「鐘掛」の直登は設置されている鎖を握って腕力で登れますが、「小鐘掛」の大きな岩の回り込みは鎖も何もない上に手と足の置き場が限られているので非常に怖いです。しかも、そんな所に限って蛇が3匹もいました…。

さらに上の「平等岩」は直登の鎖が外されているので側壁を登りますが、ロープなしでこの高さ(多分10mぐらい)を登るのはかなり恐怖を感じます。しかも引き返せない最後の辺が悪い…。さらにここにも蛇が1匹!

「平等岩」からは遠くの茶畑などが望め、心を鎮めてくれました。次の岩場を登り切ると、一瞬そのまま上に登りそうになりますが、右方向が正しい方向。そのまま急な傾斜の山道を登って行くと「行者の辻」に到着。とりあえず無事に修行を終えました。
所要時間120分になっていましたが、想像以上に体力が必要で、危険度も高く感じました。集中力が必要なので、無心になって登れるのは間違いないかもしれません。

帰路は同じルートで下山しました。

フォトギャラリー

「平等岩」を登り切った

短調な林道

金胎寺

鷲峰山の山頂

金胎寺からの展望

「迎ヘ行者」

「東覗」

「西覗」

ロープと鎖で下りる結構急な岩場

「胎内潜」

「胎内潜」の出口

「千手の滝」

「五光の滝」

「護摩壇」

険しい岩場が続く

「鐘掛」

「小鐘掛」

「平等岩」

「平等岩」からの眺め

まだ岩場が続く

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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