「潮騒」の島・神島　灯明山

神島は伊勢湾口に位置する、周囲3.9kmの小さな島で、伊良湖岬より4km沖であるものの三重県鳥羽市に属します。神島の名が示すように、神の支配する島と信じられていて、また三島由紀夫の小説『潮騒』の舞台として知られています。
神島は島全体が山地になっていて、最高峰が灯明山（とうめいやま・170ｍ）になります。その灯明山を中心に神島灯台など島遺産を巡る近畿自然歩道コースが設定されていて、2時間もあれば充分、回れます。コースはとても整備され、時期的に水仙が咲いていました。灯明山自体は寄り道の形でコースから離れますが、展望はありません。ハイライトは神島灯台とカルスト地形の海沿いの道ですが、外海に接しているからか冬だからかかなり強風で、島に着いた瞬間から肌寒く、特にカルスト地形あたりは冬山ばりの強風で、休憩どころではありません。カルスト地形先に弁天山があるものの、見た感じ藪のような感じでこの寒さでは寄れず残念。
今日は例大祭と参宮の日のようで、食事処は休業。船でその例大祭に出くわし、神様と一緒に船で鳥羽に帰りました。
このコースは短時間で回れ、雪山に行かない方には冬のおすすめです