瑞牆山 大面岩 左稜線マルチピッチ
- 投稿者
-
細内 勇輔
調布パルコ店
- 日程
- 2018年06月21日 (木)~2018年06月21日 (木)
- メンバー
- 池袋西口店 赤羽
- 天候
- 雨→晴れ
- コースタイム
- みずがき山自然公園駐車場(50分)→取り付き(240分)→下降地点(90分)→みずがき山自然公園駐車場
- コース状況
- 前日の雨の影響を心配しましたが、最終ピッチのワイドクラック以外は影響なし。逆に言うとそのワイドクラックは前日雨だとほぼ濡れていると思っていいでしょう。
- 難易度
感想コメント
素敵なお誘いをいただいたので、大好きな瑞牆山へ。
今回は初めてのマルチピッチに行ってきました。
歴は浅くても外でのボルダリングもロープクライミングも経験があるので、
少しの自信があったのですが、それは驕りであったと取り付いてすぐに味わいました。
まずそもそも、取り付きがとてもわかりづらく某トポをよく見てもわかりません。
わかっている人と同行するか、『瑞牆 クライミングガイド』を熟読しつつ
ネットや知っている人から情報をたくさんもらってから行くのがいいでしょう。
そして、ボルダリングやロープクライミングのゲレンデではアプローチはかかっても
30分くらいですが(全てではない)、マルチピッチでは1時間歩いて取り付き、
なんてことは当たり前も当たり前のようです。
アプローチシューズは必須アイテムです。
そして取り付きで味わったことは、経験のない『高度感』です。
ゲレンデでのクライミングは基本的に下地がいいですが、マルチピッチだと
不安定な足場でビレイしたり、眼下には切り立った崖でセルフビレイを取っているとはいえ、
慣れていないのでかなり緊張しました。思い出すだけで今も手汗が噴出してきます。
それでもやはりトップアウトしたときの感動とそこから見える景色は
普通の登山では味わえないものなので、特別なご褒美をもらっている気になります。
本来の2ピッチ目から取り付いて登りましたが、2ピッチ目、3ピッチ目は高さ的な怖さはありますが、難しくはないです。
むしろマルチピッチをしているという実感と相まって、気持ちのいい高揚感があります。
その後、5.10a~cのピッチを数ピッチつないでいきますが、自分にはかなり難しく、
フェイスの練習が必要だなと実感。
足元横に走る隙間にしゃがめた体をねじ込んでトラバースするところなどもあり、
これまたシングルピッチのクライミングでは味わったことのない経験。
クライミングも登山の一環ということを体で体験しました。
最後のピッチはこのルートのハイライト。
初めて経験するクラックは体がすっぽり入るサイズのクラック=チムニーからの
半身の体が収まるサイズのクラック=オフウィズスで
全くわけがわからず、どう登るか色々と試行錯誤をしましたが、ギブアップ。
確保しているロープを引いて(いわゆる、ごぼう)、登りました。
今回は全てフォローで登ったので、いつかの今度は
クライミング技術ももちろん、知識も経験ももっと成長してリベンジしたいと思います。
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・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。