鈴鹿のカタカナ山 イハイガ岳そして綿向山
- 投稿者
-
本田 康之
イオンモール各務原店
- 日程
- 2018年11月12日 (月)~2018年11月12日 (月)
- メンバー
- 名古屋栄店 本田康之
- 天候
- 曇り
- コースタイム
- 甲津畑登山口(48分)ツルハ谷出合(48分)大峠(37分)イハイガ岳(38分)綿向山(30分)イハイガ岳(45分)大峠(38分)ツルハ谷出合(45分)甲津畑登山口
- コース状況
- アプローチ
・マイカーは国道421号山上小学校前から県道188号189号で甲津畑へ。集落へ入ると狭くなりますので集落には入る前に茨川沿いの道を進み、永源寺グリーンランドの看板を追っていくとよい。
・公共交通機関は近江鉄道八日市駅から永源寺支所までちょこっとバス南部御園線、永源寺支所からは甲津畑までちょこっとバス甲津畑線があります
①マイカーは鳴野橋手前に駐車スペースがあります
②岩ヶ谷林道起点にゲートがあり、ここに鈴鹿10座の標識があります
③岩ヶ谷林道起点からすぐに広場があり千種街道案内図があり参考になります
④岩ヶ谷林道は未舗装路ですが比較的、整備されていて歩きやすいです
⑤桜地蔵尊を過ぎて、しばらくで避難小屋があります。木で鍵がしてあり、入口のトタンを開けると開けれます。
⑥ツルハ谷出合が大峠への分岐で標識があります。分岐からすぐに渡渉があります。
⑦大峠までは沢沿いに進み、マーキングに従い左岸右岸を行ったりきたりします
⑧大峠には標識があり、峠という感じの窪地です
⑨大峠からはいきなり急な尾根でトラバースもあります。次第に左手にガレが現れますが、登山道はうまく右手の樹林帯を巻いています(踏跡、マーキングはしっかりしています)
⑩イハイガ岳山頂手前が一番、急な斜面ですが、左手のガレには近づかないほうが良い
⑪イハイガ岳から一旦、下り、その後は草原が続き、綿向山の稜線に合流します
⑬綿向山山頂は広場になり、風があるときは寒いかもしれません
⑭綿向山~竜王山イハイガ岳分岐間に幸福のブナの木があります
⑭立ち寄り湯は永源寺温泉八風の湯が1300円(10:00~22:00 無休)
- 難易度
感想コメント
先週に引き続き、鈴鹿の気になるカタカナ山、今日はイハイガ岳(964m)。
その先には綿向山(わたむきやま・1110m)があります。綿向山は鈴鹿の主脈から外れるものの雨乞岳と稜続きになります。由来は山麓で盛んだった養蚕業の「わたつむぎ」からきているようで、日野町の蚕を祀る綿向神社の御神体として古くから山岳信仰の山として親しまれてきました。現在では11月10日を「綿向山の日」として制定され賑わいを見せます。
今回はイハイガ岳経由になりますので先週と同じく甲津畑スタートで林道を歩きますが、下部は先週より紅葉が進んだ印象です。大峠の入口は先週に確認済で、しばらくは沢沿いに歩きます。破線登山道でも思ったよりはマーキングもしっかりしていて見落とさなければ迷うことはなさそうです。大峠は稜線の一部ですが、ここからイハイガ岳方面は急登で始まり、基本的に細いヤセ尾根です。
イハイガ岳は崩壊が進み北側と東側が激しい。今回は東側でしたが実際近づくと見るからに崩れそうなガレガレの稜線の横を通過します。向こう側にうっすら見える北側の稜線はさらに激しそうです。更なる急登を登った上で着いたイハイガ岳からようやく優しい表情の綿向山が見えてきました。ここからは草原の道で先ほどのガレガレが地獄に比べたら天国のような登山道、イブネのような台地ではないですが、低い笹の稜線が広がります。なのでイハイガ岳~綿向山は意外と早く着きます。今日は曇りでも正面の大きな雨乞岳はもちろん、背後の鈴鹿主稜の展望は抜群で向こう側にかすかに御嶽・恵那が見えましたが、居合わせた綿向山を守る会の方の話によると北アルプスも確認出来るとのこと。その方とイハイガ岳途中まで一緒に歩きましたが、綿向山~イハイガ岳分岐周辺も以前は笹がもっと生い茂っていたようです。それでもこの草原は私にとっては気持ちの良い稜線で雪があるときはさぞかしきれいな雪原が広がることやらと想像できます。
天国から地獄へ、下りはさらに要注意ですが、帰りは思ったより早く下れました。いずれにせよ雨天時は通りたくない登山道です。下りのツルハ谷のマーキングがしっかり見えて、迷うこともなさそうです。しかしながら旧千種街道は更なる高速道路のような登山道かと思えました。
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・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。