鳥取県　雪の少ない大山

天気が微妙でしたが、雪山大山に登ってきました。

めっきり暖かくなっていたので、雪は少ないだろうなと予想はしていましたが、雪が少ない昨年よりもさらに少なく、例年なら３月末ごろの状態でした。

雪が少ない時期は解けた雪が凍って歩きにくいのですが、今回はそれほど凍結していないものの早めにアイゼンを装着して登りました。

天気は曇りで、霧雨だったので、展望は全くきかない状況で、かろうじてトレースが残っていたので、７合目付近からはＧＰＳでルートの確認をしつつ、登ることができました。

昼まで雨予報だったせいか、なんと山頂は自分たち以外は誰一人いません。毎年何度も登っているのですが、こんなことは初めてで、山頂独り占めをしてうれしかったですね（下山途中でようやく今晩宿泊すつ登山者に出会いました）。

終始霧雨だったので、ウェアからザックまですべてびしょびしょ。特にグローブは防水だろうが水分を含み冷たい冷たい。今回は予備の防水グローブを準備していたので、なんとかなりましたが、雪山では予備のグローブは必携です。ザック内部の装備もスタッフバックに入れておかないと濡れてしまうぐらいでした。

今回驚いたのは、登りで全くなかった樹氷が、たった１時間ほどの間に２㎝以上発達していました。
もし道迷いでもしてうろうろしていたら大変なことになっていたでしょうね。

自然のすごさを改めて実感しました。

雪が少ないとは言っても雪の大山を甘く見てはいけませんよ。

もうしばらくは、ピッケル、アイゼンなど、雪山装備と雪山ウェアで登ってくださいね。