東海　花の山㊲鈴鹿・入道ヶ岳～ミノコバイモとアセビ

入道ヶ岳（にゅうどうがたけ・906ｍ）は近畿100名山の一つで、猿田彦命を祭る山麓の椿大社の御神体になっていて山頂北西には奥の宮に祠が祀ってあります。鈴鹿山系の中では鈴鹿７マウンテンに数えられていますが、その中でも比較的登りやすく、山頂付近の広い平原からは御在所岳や鎌ヶ岳から仙ヶ岳につながる鈴鹿主稜線がきれいに見え、オススメです。
春先の井戸谷といったら福寿草が見られますが、今回はそれより時期が遅めのミノコバイモを見に行きました。地味な花ですがよく見ると登山道沿いにポツリポツリと咲いているのがわかりますが、今日はキクザキイチゲと一緒にニヨキニョキと咲く群生を見つけました。
井戸谷上部は草原に変わりますが、このあたりから山頂稜線周辺の木はほとんどアセビの木で下部は満開、北尾根も満開でしたが、山頂稜線はまだこれからといった所でしょうか。数日前に降った雪が稜線を覆い、雪のかぶった御在所岳や鎌ヶ岳の姿が見えました。特に北尾根上部は滑りやすくチェーンアイゼンがあれば安心して歩けるかなという感じです。北尾根は今回、初めて歩きましたが井戸谷より長く、しかも途中に小ピークを越して行くので結構、長く、急坂があり歩きにくかったです。
椿大神社では桜が満開で、平日でも人が多く賑わっていました。
なお、先日、新名神が開通したため、鈴鹿PAのスマートICを利用すると、椿大神社まではかなり近いです。帰りはこのPAで昼ごはんを食べましが、ここも満員でした。