梅雨の晴れ間に赤岳周遊

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投稿者
酒井 健
さいか屋藤沢店 店舗詳細をみる
日程
2019年06月17日 (月)~2019年06月19日 (水)
メンバー
天候
17日:晴れ 18日:晴れ時々曇り 19日:晴れ
コースタイム
17日:赤岳山荘<120分>赤岳鉱泉
18日:赤岳鉱泉<35分>行者小屋<60分>中岳のコル<25分>阿弥陀岳<20分>中岳のコル<30分>文三郎尾根合流<25分>赤岳山頂<90分>横岳<30分>硫黄岳山荘<20分>硫黄岳<70分>赤岳鉱泉
19日:赤岳鉱泉<90分>赤岳山荘
コース状況
登山道はきちんと整備されていて問題なく歩けます。
北沢ルートは台風の影響でたくさんの大きな流木があったり橋が流れてしまっていますが、今は臨時の橋が設置されルートも整備され安全に歩けます。

阿弥陀岳へとルート、中岳のコル直下がかなり嫌な滑りやすい急登になっています。
赤岳山頂から展望荘への下りは急でザレて滑りやすいので注意。
横岳へのはしごや鎖場は高度感はありますが、足場はしっかりしているので3点支持を守ってゆっくりと。
硫黄岳の周辺は広々とした平らかな場所になるので霧が出たときはルートを見失わないように注意。

陽が落ちると急に冷え込んできます。ダウンジャケット、ダウンパンツで過ごしました。
シュラフは3シーズン用で寒くもなく暑くもなく、という感じでした。
早朝出発時はまだまだ寒く、薄手の保温着・グローブは必須です。
難易度
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感想コメント

久しぶりに雪のない赤岳へ。ありがたいことにお天気は晴れ!!
絶好の赤岳日和でした。

久しぶりに歩いた北沢ルートは橋が流されていたり大きな流木がたくさんあったり。なんだかいつもと違う表情。調べてみたらなんと昨年の台風で大きな被害が出ていたようなんです。知らなかった、、、でも今は臨時の橋も設置され問題なく歩くことができました。

芽吹き始めた新緑と青空のコントラストがとても気持ちいい。川の流れの音や鳥のさえずり。極上の時間です。
と、、、あっという間に赤岳鉱泉に到着。まだまだ時間が早いのでマットを広げてお昼寝タイム。これまた極上タイム。
そして陽も暮れぬうちからビールで極上タイム(笑)
今日はナンカレー。ナンを軽くあぶってキーマカレーとともに極上タイム。

翌日は5時に出発。でも夏の空はすでに明るい(笑)さすがに早朝は冷え込み薄いフリースにウィンドブレーカーといういで立ちで出発です。
今日はいつもはスルーしてしまう阿弥陀岳から主峰赤岳、そして横岳を通って硫黄岳まで行き赤岳鉱泉に戻るぐるーーーと周回コース。

阿弥陀岳への確信は中岳のコル直下。かなり滑りやすい急登になっていてちょっとやっかいでした。コルに出ると正面に富士山が!!どこからみても一番にわかる山ですね(笑)阿弥陀岳までは梯子やロープの設置してある急なガレ場でした。すれ違いがあるときはお互い譲り合って慎重に。
阿弥陀岳山頂からは富士山はもちろん、南アルプス、中央アルプス、北アルプス、ぐるっと大展望が望めました。が次第にいやな雲が、、、

赤岳に到着するころには薄雲がが張り出してきて青い空もとぎれとぎれ。遠くの展望はすっかりなくなってしまいました。それでも今日は風が穏やかで寒くありませんでした。赤岳頂上山荘であったかいコーヒーとココアをいただき一休み。昨日までは天気の悪い日が続いていたということで今日登れたのはほんとラッキーでした。

ここからは長い長い稜線歩き。登山道にはいろんな花が咲き始めていました。キバナシャクナゲはそろそろ終わりでしょうか。ツクモグサは咲き始め。紫のオヤマノエンドウがあちこちに咲いていました。横岳の手前で一輪、ウルップ草が咲き始めていました。周囲には株がたくさんありこれから満開の時期を迎えるのが楽しみですね。有名なコマクサも株があちこちに見受けられました。これも八ヶ岳名物の一つ。あと少しで咲き乱れることでしょう。

横岳の核心の切れ落ちたトラバースは鎖が新品になっていました。反対からの登山者と譲り合って進みます。5時間以上歩いてようやく硫黄岳山荘に到着。あとは硫黄岳を残すのみ。ここからはあの有名な大きなケルンに導かれて進みます。この風景、大好きなんです。未体験の方はぜひ!

硫黄岳まで来て振り返ると、今日歩いてきたながーーい道のりが一望できます。いい眺めです。
赤岩の頭から樹林帯に入り展望は終わり。ひたすら下ります。

これからテントを撤収して本日中に下山も可能な時間に赤岳鉱泉に到着しましたが、せっかくお休みが取れているので大好きな山の中でもう一泊。今日はビールのお供にもつ煮を注文。これがめちゃくちゃうまかった!今日も極上タイム(笑)

翌日。とても天気のいい中後ろ髪をひかれつつあっというまに下山。
早々に帰りつき道具のお手入れをするのでした。

フォトギャラリー

一望できる稜線と大同心

臨時の橋が設置されてました

青い空と新緑と水の音

赤岳鉱泉から行者小屋までのルートにマムートのロゴプレートがたくさん。マムート通り(笑)

中岳のコル直下 いやーーな急登

コルからは梯子や鎖が続きます

権現岳をバックに

富士山と北岳 標高ワンツー

中岳を越えて赤岳に向かいます

赤岳へのジグザク登山道

一瞬の青空と

この先歩く稜線

赤岳からのザレた急な下り

キバナシャクナゲ

足場が悪いです

オヤマノエンドウ

一輪だけ咲き始めていたウルップ草

新しくなった鎖

ケルンの続く道

もつ煮絶品

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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