北海道　トムラウシ山　短縮登山口コース

北海道のほぼ中央部、大雪山国立公園の中心にどっしり構える日本百名山の一つ「トムラウシ山」

今シーズンの初冠雪があり雪山装備が必要と思いましたが、例年にないほどの残暑が続き雪解けし、夏山のような陽気で登山することができました。
幸運にも天候に恵まれ、静かな登山を楽しむことができました。
シーズンによっては10月は積雪があり、本格的な冬山装備が必要になります。
紅葉は山の麓に下りてきて、登山口までの間が見ごろで登山道は終わりかけでした。

トムラウシ山には、短縮コースがあり、健脚の方であれば充分日帰りができます。
もちろん時間に余裕があれば、テント泊でのんびりしたいものです。

短縮コースの登山口は「東大雪荘」からダートを車で20分ほどです。
バイオトイレも設置されております。

登山口から水場であるコマドリ沢出合まではぬかるんでいることも多いようですが、この日は、しっかりと乾いており快調に歩くことができました。
水場は要煮沸、もしくは要浄水器です。
この日は日帰り装備のため、顔を洗う程度で通過。

水場から、前トム平までのガレ場では、ナキウサギの鳴き声を聞きながら歩けます。
時々、顔を出しますが、すぐ逃げられてしまいました。数回チャンスはありましたが、よい写真がとれませんでした。残念！

前トム平で小休止。周りの山々が一望できます。ここからが、巨石地帯になります。黄色い目印を頼りに歩を進めます。トムラウシ公園と呼ばれる自然庭園の中を越えると、南沼キャンプ指定地です。

頂上直下は急なガレ場です。少し雪がありましたがほとんど問題ありませんでした。
雲一つない快晴の中、頂上を独り占め、大雪山系一望できました。

帰りはエゾシマリスが一生懸命、冬眠の準備をしてました。